なぜ日本の男女格差ランキングが114位になったのか?原因や解決策は?

みなさんこんにちは。

 

日本の男女格差ランキングが114位になったということをご存じでしょうか?

 

ぼくは全然知りませんでした。

 

男女格差ランキング自体よくわかってないので、その辺も調べていきたいと思います。

 

 

そもそも、男女格差とは?

 

世界経済フォーラムという政治や経済などの国際機関が「男女格差報告」というのを発表します。

 

145ヵ国が対象となっていて、前回は日本は103位だった。

 

そして、今回が114位。先進国の中ではだんとつに低いそうです。

 

この男女格差報告は「世界男女格差指数」というスコアにもとづいて男女格差ランキングが発表されます。

 

大きく分けると下記の4つの項目になります。

 

 

経済活動の参加と機会

 

◾労働力の男女比

◾類似の労働における賃金の男女格差

◾推定勤労所得の男女比

◾管理的職業従事者の男女比

◾専門・技術職の男女比

 

 

教育

 

◾識字率の男女比

◾初等教育就学率の男女比

◾中等教育就学率の男女比

◾高等教育就学率の男女比

 

 

政治的エンパワーメント

 

◾国会議員の男女比

◾閣僚の男女比

◾国家元首の在任年数の男女比(直近50年)

 

 

健康と生存

 

◾出生時の男女比

◾平均寿命の男女比

 

政治・経済・教育・健康の4つになります。

 

 

現在の男女格差ランキングは?

 

気になる他の国はどうでしょうか!!

 

世界男女格差ランキング2017

 

1位: アイスランド
2位: ノルウェー
3位: フィンランド
4位: ルワンダ

5位: スウェーデン
6位: ニカラグア
7位: スロベニア
8位: アイルランド
9位: ニュージーランド
10位: フィリピン

11位: フランス
12位: ドイツ
13位: ナミビア
14位: デンマーク
15位: イギリス

16位: カナダ
17位: ボリビア
18位: ブルガリア
19位: 南アフリカ
20位: ラトビア

21位: スイス
22位: ブルンジ
23位: バルバドス
24位: スペイン

25位: キューバ
26位: ベラルーシ
27位: バハマ
28位: リトアニア
29位: モザンビーク
30位: モルドバ

 

49位: アメリカ
71位: ロシア
100位: 中国
108位: インド
114位: 日本
118位: 韓国
 最下位(144位): イエメン

 

参照元:The Global Gender Gap Report 2017(PDF)

 

北欧系はやはり強いですね。日本と韓国はぶっちぎりの低い順位となっていますね(;´・ω・)

 

 

 

114位になった原因は?

 

 

 

働いている女性が少ないのでは?と思うのですが、そういうわけばかりではないようです。

 

ネットを調べてみると、女性で事務職に就いている方が多く、そうなると勤続年数を重ねても賃金が頭打ちになってしまうので、そういった点では、男女格差が縮まっていないのではという意見。

 

大卒者が増えていけば、今後役員や重役に登用され、男女格差が縮まっていくのではと思われます。

 

 

 

4つの部門を見てみると

 

政治

123位 7.8点(前回10.3点)
女性議員がほとんど増えないし、女性の首相も出ていない。

 

経済

114位 58.0点(前回56.9点)
賃金格差など5項目すべてで点数がわずかに改善

 

教育

74位 99.1点(前回99.0点)
初等・中等教育は100点。高等教育で男女格差が縮まった。

 

健康

1位 98.0点(前回97.9点)
健康寿命と出生時の男女比で評価。1位は34ヵ国ある。

 

 

総合

114位 65.7点(66.0点)

http://www.asahi.com/articles/ASKC15VTCKC1UTIL03R.html?ref=amp_loginより引用

 

 

一番足を引っ張っているのは、明らかに政治の分野ですね。

 

女性議員に関しては

衆院で47人(10・1%)

参院で50人(20・7%)

 

地方議会も昨年末時点で12・6%という結果に終わっています。

 

最近は、女性政治家のスキャンダルもあって、政界が混乱しています。

 

その次が経済分野ですが、役職や企業家など男性に比べて少ないでしょうし、家庭に入ってしまう女性も多いので、格差としては広がっていっていると思われます。

 

 

 

解決策はあるのか?

 

海外では、候補者や議席の一定割合を女性に割り当てるクオータ制を導入する国もあり、女性議員が増加。カナダやフランス、ノルウェーなどは内閣が男女半々だ。

http://www.asahi.com/articles/ASKC15VTCKC1UTIL03R.html?ref=amp_login引用

 

クオーター制もいいのかもしれません。その方が、政界も大きく変わりそうですし!!

 

男性も積極的に産休や育休に入るようにしていかなければ・・・

 

しかしながら、完璧に仕事の割合が5:5となることもまた難しいのではと考えてしまいます。

 

男女の性質上、無理のない実質的な平等、格差是正に取り組んでいく必要があると痛感しています。

 

クオーター制などやっぱり、思い切ったことをしなければ、何も変わらないのかもしれませんね。

 

参考サイト

「世界男女格差ランキング2017」が発表される - 日本の順位がヤバすぎ……  ロケットニュース24

日本の男女格差114位に下落 「政治」123位に後退:朝日新聞デジタル

http://www.asahi.com/amp/articles/ASKC15VTCKC1UTIL03R.html

 

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