ラグビーでイギリスはなぜ複数のチーム出場できる?理由やツイッター反応は?

ラグビー日本代表の快進撃に沸く、ラグビーW杯。第3戦まで終わった段階で3勝ち負けなし、勝ち点14と大健闘しています。

 

2戦では優勝候補の一角、アイルランドに競り勝ち、日本中が歓喜に沸きました。そして来たる運命の4戦、スコットランド戦日本史上初のベスト8進出をかけた戦いになります。

 

しかしここで気になるのは、アイルランドスコットランドが出場していること、そして別グループではウェールズイングランドの名前もあります。これらのチームの関係はいったいどのようになっているのでしょうか。

イギリスの4チームについて

 

イギリスから4チームが出場していることに疑問を感じた方も多いと思います。ということで初めにこれらの4チームについて解説します。

 

まず「イギリス」という国の正式名称は「グレートブリテン及び北部アイルランド」です。グレートブリテン島のイングランド、スコットランド、ウェールズとアイルランド島の北アイルランドの4カ国からなる連合国家です。これらの4カ国がそれぞれ代表チームを結成し、W杯に出場しています。

 

しかしここでややこしいのが、「アイルランド代表」です。本来、アイルランド島の「北アイルランド」と「アイルランド共和国」は全く別の国ですが、ラグビーにおいては、この2カ国が合同で代表チームを結成します。したがって「北アイルランド」ではなく「アイルランド」として出場しています。

 

ということで正確に表現すると、イギリスからは

「イングランド」

「ウェールズ」

「スコットランド」の3カ国

 

そして北アイルランドとアイルランド共和国の合同チーム「アイルランド」が出場しています。ではなぜ複数のチームが出場できるのでしょうか。

 

なぜ複数のチーム出場できる?理由は?

 

ラグビーやサッカーのW杯などは「協会単位」で出場します。イギリスの4カ国はそれぞれにラグビー協会やサッカー協会がありますので、W杯や世界大会にはそれぞれの国から代表チームを結成し、出場しています。

 

しかしオリンピックはIOCが「主権国家単位」でしか出場を認めていません。したがって各競技や団体は「イギリス代表」として出場します。

 

リオ五輪から正式種目として採用された7人制ラグビーは、イングランド、スコットランド、ウェールズの3カ国の代表選手が集まり、「イギリス代表」として出場しました。

 

しかしこれらの国々は、歴史的背景もあり、なかなか友好的な関係とは言えません。ロンドン五輪の際、サッカーで「イギリス代表」として出場し国歌斉唱をする時、スコットランドやウェールズ出身の選手が国歌斉唱をボイコットするという事態も起きました。

 

東京五輪でも「サッカーイギリス代表」が結成されるという話ですが、どうなるのでしょうか。

ツイッター反応は?

 

ツイッターの反応を見てみると、やはり疑問を感じている方が多くいらっしゃいます。

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わかりやすく解説してくれている人も。

 

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なかなか一筋縄ではいかないようです。

 

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ということで今回は、ラグビーW杯のイギリス4カ国についてまとめました。

 

やはり歴史的背景もあり非常に難しい問題であることがわかりました。しかしこれらの国々が、もし連合チームを結成したら、それは恐らくとんでもなく強いチームになることでしょう。一度は見てみたいと思いますが、なかなか難しそうです。 

 

しかしW杯は非常に盛り上がっています。日本代表は13日、ベスト8をかけてスコットランドと激突します。引き分け以上で決勝トーナメントに進出、皆さんも日本代表を応援しましょう。

 

 

https://www.rugbyworldcup.com/

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