アメリカで2001年にリリースされた「24」シリーズは、日本では2003年からレンタルビデオによって爆発的に広がりを見せ、大ヒットしたドラマです。
主人公のジャック・バウアー(キーファー・サザーランド)を取り巻く全ての人々に謎や秘密があり、
繰り返されるどんでん返しに、一瞬でも見逃したら誰が味方で誰が敵なのか分からなくなるほどの
緻密な物語の構成は麻薬的にファンを虜にしていったのです。満を持しての“24JAPAN”の放送が今夜始まります。
その物語の一端を考察してみましょう!
目次
24JAPANでCTU内部に裏切り者がいる?原作では?
24JAPANでCTU内部に裏切り者がいる?
原作ではCTU内部だけでなく、裏切り者、そして暗躍して物語を動かしていくキャラクターが複数存在しています。
視聴者はその印象操作によってそのキャラクターのイメージを植え付けられて観ていると、
あっという間に物語がひっくり返されて“裏切られ”、混乱させられていく、その繰り返しでした。
恐らく、“24JAPAN”でも同様のストーリーが展開していくものと思われます。
原作では誰?
原作でもっとも衝撃的だった“裏切り者”はCTUでジャック・バウアーの片腕として活躍していたニーナ・マイヤーズ(サラ・クラーク)です。
彼女はジャック・バウアーが妻と別居している間に交際していたという過去があり、
シーズン1ではCTUの分析官を務めていたトニー・アルメイダと親密な関係でした。
そうした恋愛遍歴が問題視されることもありましたが、能力は非常に高く、将来を有望視されていたという記述もあります。
そんなニーナは、ダブルスパイとしてCTUの情報をテロリストに売り渡すという罪を犯しており、
結果的にジャックの妻・テリーを殺害し、ジャックにより逮捕、国家反逆罪に問われることになりました。
しかし、シーズン2、3でも暗躍し、目が離せないキャラクターとしてファンも多かったのです。
24JAPANでCTU内部の裏切り者は現時点では誰があやしい?
24JAPANでCTU内部の裏切り者は現時点では誰があやしい?
“24JAPAN”がアメリカ版の原作をそのまま踏襲しているのだとすれば、ニーナ・マイヤーズはA班チーフの水石伊月(栗山千明)であると考えられます。
彼女は獅堂現馬(唐沢寿明)=ジャック・バウアーの元恋人であり、現在は部下の南条巧(池内博之)=トニー・アルメイダと親密であると相関関係図にもあります。
ある意味、最も目が離せないキャラクターになるはずです。
さらに、CTU以外にも暗躍しているキャラクターが複雑に絡み合っていたオリジナルの“24”___
原作を踏襲しているのであれば、誘拐されてしまう獅堂の娘・美有の友人・寿々の父親・函崎(神尾佑)は
獅堂の妻・六花(木村多江)とその誘拐事件に大きな影響を与えることになります。
総理大臣候補の朝倉麗(仲間由紀恵)の夫・遥平(筒井道隆)、娘・日奈(森マリア)、息子・夕太(今井悠貴)らの抱えた過去や
その秘密も選挙に絡んで、物語を牽引していくことになるのです。
Twitterの予想は?
(´・ω・`)「24 JAPAN」
本家とシナリオが同じなら誰がニーナ・マイヤーズ(裏切り者)かすぐにわかっちゃってつまらんからシナリオは変えて欲しいな
あと主人公の妻と娘を本家みたいなウザい仕上がりにするのかどうかw
主人公の家族なのにあんなに嫌われるキャラも珍しい pic.twitter.com/uiEJvRQg1Y
— カズレモン🍋根戸屋OFFICIAL (@kazulemon_0117) September 23, 2020
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↑もうほとんどバレてるので、シナリオはもうひと捻りしていただきたいですね。
24JAPAN、なんでこんな企画しちゃうの……裏切り者は誰だって1話から内通者いる前提で進めちゃうと面白さ激減じゃないのかな😰
— Tomo (@tomo_movie24) September 28, 2020
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↑オリジナルの“24”を知らない世代もいるので、「裏切り者がいる」前提を告知してしまうのは確かに勿体ない。
逆に、このポスターに登場するキャラの全て(獅堂含めて)が“裏切り者”だと思えば、間違ってない…。
24JAPANだとぉ?透ちゃんも出してー!
あ。でもあの原作だと主人公以外ほぼ裏切り者だからなー💦
ぴったり?— 海まま (@rei_ponpoko) March 23, 2020
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↑裏切らなかったとしても、それぞれが暴走したり、暗躍するから物語を引っ掻き回しています。
コデブです。#24JAPAN 楽しみな反面、あくまでもシーズン1のリメイクだってこと。オリジナルは黒人初の米大統領候補ってとこを女性初の内閣総理大臣に変更してるが、裏切り者とかは変更してないとすると面白味が薄れる。特にラストはどうするのか。
— メガネとコデブ (@meganetokodebu) October 6, 2020
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↑オリジナルは実はシーズン7まであって、それを前提にして世界が構築されているので、シーズン1は実は壮大な物語の端緒でしかなかったのです。
それでもあれだけ膨大なエピソードがぎゅっと濃縮されて作られていたのですが。
24JAPANは、それを知っている人も楽しめるくらい濃密な物語に作られていることを期待したいですね。
そのままのリメイクでは、せっかくのテーマと素材が勿体ないです。
まとめ
・原作通りだとすれば、最大の裏切り者はCTUのニーナ・マイヤーズに相当する水石伊月(栗山千明)。
・誘拐される獅堂の娘・美有と、妻・六花の関係性にも注目。
・朝倉麗とその家族(夫・遥平、息子・夕太、娘・日奈)が抱えている秘密は、彼女の選挙の行方に大きな影響を及ぼす可能性がある。
獅堂含めて、全てのキャラクターの裏側にある秘密まで探る勢いで、疑ってかかるくらいでちょうどいい___“24JAPAN”はそういうドラマになりそうです。