「リップヴァンウィンクルの花嫁」は2012年にCMのオーディションで出会った、黒木華をモデルに、岩井俊二さんが描き上げた小説です。
もちろん主演は黒木華さんですが、「安室行舛」という役柄で、綾野剛さんも重要な役どころで出演しています。
今回はそんな綾野剛さんの役どころを、もう少し掘り下げてみていきましょう。
目次
【リップヴァンウィンクルの花嫁】安室(綾野剛)は何者で目的を考察!
岩井俊二監督作
「リップヴァンウィンクルの花嫁」
【serial edition】全6話からなる“もう一つの『リップヴァンウィンクルの花嫁』”。
日本映画専門チャンネル、日本映画+時代劇 4K放送にて放送。
3/29(火) 17:40より 第1話〜第3話
3/30(水) 17:40より 第4話〜第6話https://t.co/Qsyg4wJhLT pic.twitter.com/01sFv7CDFQ— 岩井俊二映画祭 (@iwaiff) March 28, 2022
最初は七海の結婚式で出会った2人でした。
安室行舛という人物について
「安室」という男は『なんでも屋』として、SNSを通じて七海に紹介されました。というのも、教師だった七海はネットで
鉄也という男性と知り合い、そのまま「結婚」という流れが簡単に手に入ったものの、結婚式の話し合いの中で、
友人や親せきの多い鉄也に対して、友達も親せきも少ない七海に、鉄也は「見栄えがしない」といってきたので、
七海はSNSで『なんでも屋』に、結婚式の代行出席を依頼したのが始まりでした。しかし、安室は裏で様々な仕事をしていたのです。
そして、その仕事が七海の人生に大きくかかわっていくのです。そして、七海は最終的に自分の幸せを見つけていきます。
安室(綾野剛)の行動について
安室は結婚式の代行出席を経て七海と知り合いますが、七海が結婚してすぐに夫鉄也の浮気が発覚しました。
そして、義母からはしてもいない「七海の浮気」を疑われ、夫にもそのことを責められて、離婚することになるのですが、
その鉄也の浮気騒動や、七海が浮気と間違われる行動すべてに、安室は裏でかかわっていたのです。
そして、生活に困窮してホテル住み込みの清掃員として、仕事をしている七海に、結婚式の代行出席の仕事を斡旋し、
最終的には、ホテル側にお金を渡して、七海を清掃員から解放して、屋敷のメイドの仕事を月100万で紹介しました。
七海を助けているようで、裏では七海が困るように仕組んでいたのは安室でした。しかし、それには訳があったのです。
安室(綾野剛)は何者で目的を考察!
\いよいよ明日/
🎂七海誕生祭2021🎂映画「#リップヴァンウィンクルの花嫁」
主人公 七海の誕生日前日
3/31(水)よる9時~
YouTube「岩井俊二映画祭チャンネル」にて#七海誕生祭2021 を配信💻日本映画専門CHでは
4/2(金)よる11時~3夜連続で#岩井俊二 監督作品を放送📺https://t.co/XqrJlURuyS pic.twitter.com/jvypTOCGCg— 日本映画専門チャンネル (@nihoneiga) March 30, 2021
実は安室の行動はある人物のためだったのです。
安室(綾野剛)は何者で目的を考察!
安室は実際になんでも屋だったのかもしれません。そして結論から言うと、安室のあらゆる行動の理由はお金でしょう。
しかし、その彼の行動を理解するには、一人の女性の存在がありました。
元AV女優の真白の存在。彼女は末期がんでしたが、結婚式の代行出席の仕事で七海と出会い意気投合しました。
しかし、彼女は「一緒に死んでくれる人」を探していたのです。そこに気の合う七海が現れ、真白と一緒に
住み込みのメイドの仕事を紹介し、本来ならば真白は自分が最期の時に、屋敷に飼っている猛毒を持つ生き物で、
七海の命を奪うはずでした。しかし、真白から「今日死ぬ」と連絡を受けて、真白の遺体の処理を頼まれていた安室。
当然最初の契約通り、七海も道連れにしている。とおもっていたのですが、真白は道連れにしませんでした。
すべては真白のエンディングのために、安室はうごいていたのですが、真白が七海を生かしたことで、
七海に新しい人生をスタートする手伝いをします。それは真白が生きたかった人生でもあったのです。
安室に関しては、無情な人間のようにも思えますが、ただ最後の涙は本物だったという気がしてなりません。
ツイッターの反応は?
伊吹役の綾野剛すげぇってなってるのすごい嬉しいんだけど感情を表に出さない役をどうぞ見てください。得体の知れないのがお好みの方はリップヴァンウィンクルの花嫁を。胡散臭いのってどうやるんでしょうね。誰がどう見てもなんだこいつ胡散臭い。安室行舛。別名市川RAIZO。あ、はいこれ全部安室です pic.twitter.com/9klgwFQapa
— じゅみ (@water_5124) August 22, 2020
岩井俊二監督「リップヴァンウィンクルの花嫁」とてもよかった
七海(黒木華)がリアルの世界とすると真白(cocco)はファンタジーの世界 その間をとりもつ安室(綾野剛)の虚実いりまじった感じが上手い というか役者のキャラがみんなぴったり 最後のりりぃも迫力があった 音と映像がとてもきれい pic.twitter.com/nyOORT8VAd— Dollhouse Noah (@cybele_n) September 29, 2018
『ヤクザと家族』の綾野剛。悪くなかったけど、やっぱり一番好きな綾野剛は『リップヴァンウィンクルの花嫁』の安室さん pic.twitter.com/eGH22WR4by
— ⁂ ⌘ 背 骨 ⌘ ⁂ (@sebone_returns) January 31, 2021
やはり最初から「怪しさ全開」の安室でしたが、意外にもこのキャラクターがいいというファンの方が多かったです。
まとめ
・七海とSNSを通じて「なんでも屋」として知り合う
・七海を助けるふりをして、裏では七海を陥れる行動をしている
・末期がんの真白から依頼を受けて、「一緒に死んでくれる人」を探していた
・SNSでは意外にもこのうさん臭い安室が好きというファンが多い
黒木華さんに出会い出来上がった話ですが、実際には正反対の性格の真白(COCCO)の死ぬときの相手探しだった。
しかし、真白が道連れにしなかったので、真白が望んだ生活を七海に与えたのが安室。最終的に七海にも幸せな生活をくれた。と思う。
ちなみに「リップヴァンウィンクル」は真白のSNSのハンドルネームでした。