もうすっかり定着している「DIY」。以前は「日曜大工」と言われていましたが、様々な素材が売られ、
ホームセンターで資材を購入して、家庭ではできない加工をして持って帰ることもできるため、
今「DIY」として、多くの方の趣味として広く知られていますが、さすがにプロではないので時には失敗もあるでしょう。
目次
ニス塗りでムラや垂れて失敗した時の対処法は?初心者が失敗する原因はある?
ニス塗りでムラや垂れて失敗した時の対処法は?
「DIY」の中でも失敗もまた楽しいものですが、【見た目】を考えるとリカバリーしたい。と思うかもしれません。
今回は失敗の中でも多いかもしれない、「ニス」を扱った失敗について取り上げていきたいと思います。
木そのものの素材感もいいですが、「ニス」を塗って艶を出したい時もあると思いますが、勢い余って「失敗」ということも少なくありません。
艶を出すはずが均一にならずに失敗。または艶がところどころにしか出ない。ということもあるでしょう。
そんな時どのように対処したらよいのでしょうか?まずは一番多く失敗が見られる「ニス垂れ」はどうしたらいいのでしょうか?
ではまず「ニス垂れ」のような失敗が起きてしまうのでしょうか?
・木材に傷がある
・ヤスリ掛けを丁寧にしていない
・細かいところまで丁寧に下処理していない
つまり「このくらいでいいだろう」という思いが、失敗へとつながるのです。とにかく【丁寧】を心がけることが大切です。
それでも「どこまでやればいいの?」と、趣味として楽しむDIYには手本がよくわかりません。そのため誰しもが失敗を乗り越えて、
段々とよい作品を作ることができるようになるのです。そのため失敗したときにどう対処するか!?で次の作品へもつながります。
まず、「ニス」を塗る時は
・一度で仕上げようとしないこと
・前工程は念入りに
を念頭に置き、作業しますが、それでもニス塗りを失敗してしまった時の対処法について説明していきます。
まずは失敗した「ニスを落とす」ことが大切です。木材にすでに浸透してしまっているので、剥離剤などは無理です。
このような場合、再びヤスリを掛けることになります。100番から200番くらいのペーパーを使用して丁寧に失敗した個所をヤスリ掛けします。
荒い目のペーパーヤスリから、だんだん目の細かい番手に変えてより丁寧にヤスリ掛けをするのが一番の対処法です。
そして、綺麗にニスが研げた状態で、再びニスを塗りますが再び失敗しないように、手で丁寧に感触を確認して、
毛羽立ちがないか、滑らかな表面になっているかどうか確認して、再び作業を再開するとよいでしょう。
初心者が失敗する原因は?
ではなぜ失敗してしまうのでしょうか?前述しましたが、下処理がうまくできていないことが一番の原因です。
その次に多いのが、ニス塗りを一度で終わらせようとしてしまうことです。
ニス塗りの下処理はとにかく丁寧に行うことが大切です。これによりニスの艶もうまく出る出ないに左右してきます。
そして、ニスを選ぶ際に「カラーニス」を選択することです。カラーとニスが一度で塗れるから手軽。
と、思われがちですが、「色持ち」が全く違ってきます。その時の仕上がりはカラーとニスを別々に使用した時と変わりないかもしれませんが、
劣化が早く起こるのは「カラーニス」です。できればカラーとニスは別々に塗る必要があります。
そして下処理についても、失敗した時の対処法と同じですが、手で触って滑らかな表面になっているかどうか入念にチェックすることをお勧めします。
特に、手を抜きがちな角や、小さなパーツも同様の手触りを目指して、しっかりとヤスリ掛けをしましょう。
そして、失敗しやすいのが「一度で仕上げよう」とすることです。これはニス塗りの大きな失敗につながります。
たとえ、前段階が綺麗に仕上がっていても、一度でニスの艶を出そうとすると、「ニス垂れ」のような失敗につながります。
そのため、一度でニス塗りを仕上げようとするのではなく、最低でも二回はニスを塗る気持ちで、最初は薄めに塗ることを心がけましょう。
このニスを薄く塗る。という気持ちが、初心者の失敗を減らすことにもなり、丁寧な作業へとつながります。
初心者が成功する為のコツは?おすすめのグッズは?
初心者が成功する為のコツは?
周りがやっているから楽しそう。
イメージ通りの家具を作りたい。
と、DIYへの入り口は人それぞれだと思いますが、誰でも最初は「初心者」です。
そのため、最初に何をしたらいいのかわからない。という人が多いのも事実です。
まずは最低限のコツを押さえるのが大切です。初心者でもDIYを成功させるのは、
とにかく「丁寧に作業」を行うことです。繰り返しになりますが、とにかく丁寧に作業をしないと、
せっかく作り上げた作品が失敗となってしまいます。わかりやすく言えば「マニキュア」です。
瓶を見た色と同じに仕上げようと、付属の刷毛に多くマニキュアをつけ、爪に塗ると「ぼてっ」となったり、
なかなか乾かなかったりして、最終的に思い通りの仕上がりにならないように、
DIYも理想の出来に早く仕上げたい。という思いから失敗を招くことが多いので、
とにかく丁寧に。マニキュアも思い通りに仕上げるには、最初は薄く丁寧につけて、
徐々に塗り重ねていくのがコツです。DIYもそれと同じように一つ一つの工程を丁寧に仕上げていくことで、
理想の作品へ初心者でも失敗をより少なく、近づけることができます。
おすすめのグッズは?
「丁寧に」と言っても、初心者の場合【何が必要なの?】という場合が多いでしょう。
最近では、ホームセンターで「DIYコーナー」を設けて、必要な機材を借りて、ある程度仕上げることもできます。
しかし、「家でゆっくり仕上げていきたい」という場合、最低限何があるといいのでしょうか?
ここでは、初心者におすすめのグッズを紹介します。
計測器具
メジャーや定規など、長さを測るのに必要です。また作るものによっては「水平」を測る水平器も必要となります。
接着剤
まずは小さな小物から作ることをおすすめしますが、簡単に接着できるボンドやグルーガンがあると便利です。
ヤスリ
これは紙素材で「番手」があります。100番位から数を上げ、目を細かくしていきます。セット販売もあります。
クランプ
これは素材を固定する鉄製の物ですが、接着が完全に固まるまでの固定にも使えます。
最低限この4つがそろっていれば、木材をすでにホームセンターなどで加工してあれば、簡単に作り始めることができます。
しかし、角材を購入して大きな作品を仕上げようとすると、またそれなりに道具も必要になります。
のこぎり
手で使うタイプから、電動のこぎりまであるので、騒音が気になるならのこぎり、騒音は気にならないし早くしあげたいなら、電動のこぎりという選択になるでしょう。
電動ドリル
作品が大きくなるほど、接着剤での固定は無理となるので、ねじで固定することになりますが、よくあるドライバーセットでも大丈夫ですが、
電動ドリルを使用した方が、曲がることなく正確に複数のねじを打つことができます。
その他には、塗料やニスなども必要になりますが、作品をどう仕上げたいかにより用意するとよいでしょう。
塗料にも種類があるので、素材に合った物を選択することも大切です。
そして、塗料を使用する場合は、「刷毛」も必要になりますが、これにも様々なサイズがあるので、
作品に適したサイズの刷毛を選びましょう。早く仕上げたいからと大きな刷毛を購入してしまうと、
望まない場所まで塗料がかかってしまうので、そこは作品の大きさより「少し小さめかな」というサイズを選択するとよいでしょう。
まとめ
・ニス塗りを失敗した時は、ヤスリで削り落とす
・失敗の大きな原因は一度でニスを仕上げようとすること
・初心者でも失敗しないのは、とにかくすべての工程を丁寧に行う
・簡単なDIYなら道具4つで準備できる
今回は初心者がDIYで失敗したとき、どのように対処するのか、またなぜ失敗が起こるのかを見てきました。
とにかく丁寧すぎるくらいに、最初は作品を作ることでより、失敗を減らしていけるということです。
そして、様々な作品を作っていくことで、自分なりのコツがつかめてくると思うので、徐々に作品を大きなものへするとよいでしょう。