
今は洗濯と言えば、「洗濯機」を使用して行うことが一般的です。昭和の時代には二層式洗濯機を使い、
「洗う」と「脱水」を別々に行っていましたが、今はそんな手間もなく洗濯を行え、乾燥も同時に行う機種も当たり前に使用されています。
「洗濯」が機械化されたのは、時代から見ればつい最近のこと、それまでは「洗濯板」を使用していましたが、その「洗濯板」が今注目を浴びています。
目次
洗濯板が流行っている?洗濯板のおすすめの特徴や種類は?

では、今どのような「洗濯板」が注目されているのでしょうか?
洗濯板が流行っている?
ボタンひとつで「乾燥」までを行ってくれる時代に、【洗濯板】は流行っているのでしょうか!?
【洗濯板】が登場したのは、100年以上前に登場し、それまで「手洗い」だけの洗濯に革新をもたらしました。
もみ洗いでは落ちない汚れが、【洗濯板】を使用することで、綺麗に洗うことができる【洗濯板】はおそらく当時はかなり重宝されたでしょう。
戦後の昭和を描いた映画でも、【洗濯板】は日常的に登場し、時には子供が洗濯をする姿が描かれています。
そして、「洗濯機」が登場したのは、19世紀のアメリカでしたが、当時は「手動式」であり、
桶の中に洗剤と洗濯物を入れ、ぐるぐると回して、ローラーで絞るタイプの物でした。
それが20世紀に入り「電動式」となり、日本でも東芝が初の殿堂洗濯機を発売しました。
昭和5年に当時要した当時、初任給が70円に対して、販売価格は370円。庶民にはとても高価な物でした。
そのため、洗濯板は長く活躍した、アイテムと言えるでしょう。そして初めての電動洗濯機も脱水はローラーで行うタイプだったため、
昭和40年になり、初めて脱水まで行うことができる、二層式洗濯機が発売されたのです。
そして、すべてを一括して行う全自動洗濯機、乾燥機付き全自動洗濯機へと進化していきますが、
今なお【洗濯板】は根強い人気があります。便利な時代にそぐわない気もしますが、そこには理由があります。
・頑固な汚れを落とすことができる
・デリケートな衣類を優しく洗うことができる
・汚れにピンポイントにアタックできる
・多くの水を必要としない
など、様々な理由があります。洗濯機が水流や、衣類同士の摩擦で汚れを落とすのに対して、
【洗濯板】は汚れをピンポイントで落とし、なおかつ摩擦が少ないため、今でも根強い人気があり、
今注目されるアイテムの一つとして、流行っていると言えるでしょう。
洗濯板のおすすめの特徴や種類は?
ではおすすめの洗濯板をさっそく見ていきましょう。
こちらはサイズが、縦26センチ、横12センチととてもコンパクトなタイプです。
こちらを選ぶメリットとしては、そのサイズにあります。小さいため、収納にも場所を取らず、
汚れにピンポイントで洗えることや、最近のコロナウィルスの流行において、日常的にマスクを使用しますが、
布製の洗えるマスクを使用する人も多く見受けられます。そういった小さな洗濯物を丁寧に洗えることでも人気が高いです。
また、このような小さめのサイズを使用する方の中には、旅行中に使用する。と言った方も多く見受けられます。
次に紹介するのは、先ほどより大きめの縦50センチ、横20センチのタイプです。
こちらは節水しながらも、汚れを綺麗に落としたい方に人気があり、衣類などもしっかりと洗えるのが特徴です。
このサイズは昔から多く使われてきたサイズでもあり、人気も安定していると言えるでしょう。
そして、上記2つの商品に共通しているのが「木製」という特徴です。主にヒノキやブナを使った物が多く、
摩擦力も強いので、しっかりと汚れを落としたい。という方にはおすすめのアイテムです。
しかし、「木製」という事で、収納場所に困るという方や、もっと摩擦の少ない洗濯板としておすすめなのが、
プラスティックやシリコンと言った素材で作られている洗濯板です。摩擦も木製ほど強くないので、
衣類をより優しく洗うことができ、「軽い」という特徴もあるため、扱いやすいという点でも人気があります。
こちらは手のひらサイズのため、洗濯板のずれを防ぐために、しっかりと持ちながらも衣類を洗える点や、
「小さく持ち運びに便利」という点から、先ほども上げたように旅行に携帯するにはぴったりです。
そして、素材も「乾きやすい」特徴があるので、木製よりも衛生面を気にされる方にはぴったりのアイテムとなります。
以上3点のおすすめの洗濯板の特徴や、素材の種類についてみてきました。洗う物によって使い分けるという方もいらっしゃるようですね。
洗濯板の価格や購入先は?洗濯板はどういう時に必要?

では、実際に購入する場合についてみていきましょう。
洗濯板の価格や購入先は?
洗濯板の価格帯ですが、先ほども紹介したように、洗濯板には素材や大きさがあります。
そのため、耐久性もある木製のしっかりとした洗濯板であれば、3000円という価格がつくこともありますが、
素材だけでなく、大きさでも価格は変わってくるので、手ごろなサイズであれば、1000円台で購入することもできます。
そして、プラスティックやシリコンと言った素材の場合は、価格も数百円程度で購入することもできます。
100均でも洗濯板は販売されているので、どのような使用感なのか!?とまずは試してみたい方はそちらで購入し、試してみるのもいいでしょう。
そして、今はインターネットで様々な洗濯板が販売されており、木製であれば様々なサイズを購入することが可能です。
そして、素材がプラスティックやシリコンと言った場合、製品の加工も簡単なため、単なる【洗濯板】ではなく、
折り畳みのバケツタイプなどもあり、つけおきした後に底になっている洗濯板でさらに汚れを落とすことも可能です。
そして、洗濯板を使用する時に困るのが、「洗濯板の固定」ですが、通常は洗う時の力で下に押し付ける形で固定しますが、
どうしても洗っているうちに、板がずれてしまい、余計な力を必要とする場合があります。
そんな悩みに特化した洗濯板も、プラスティック製の桶に固定する場所がついている一体型も販売されています。
今でも根強い人気の【洗濯板】は、ホームセンターなどでも購入が可能ですが、自分の使用方法により合わせるため、
ネットで一度どのようなタイプがあるのか、確認してから実際に購入することをおすすめします。
洗濯板はどういう時に必要?
さて、なぜ【洗濯板】はこれほどまでに人気があるのか!?人気がなければ【洗濯板】としては進化しないはずです。
先ほども具体的に例を挙げたように、昔ながらの木製から、プラスティック素材の物まで幅広くあり、
さらに【洗濯板】としてだけでなく、「バケツ」としても使用できるタイプも存在するほど、
今は【洗濯板】は多岐にわたり、ニーズに合わせて進化しています。それほどまでに人気がある洗濯板ですが、
初めて使用する方にとっては、「洗濯機よりも必要な物なのか?」と言った疑問もわいてきます。
確かにボンタンを押せば、洗濯が完了してしまう時代に、わざわざ使う必要があるのでしょうか!?
そのため、「どういった時に必要」なのかを見ていきたいと思います。
お子様がいらっしゃる家庭では、「子供の靴下の汚れが落ちない」といった悩みや、
スーツを着る方には、「シャツの襟もとの汚れが落ちない」と言った悩みがあるかもしれません。
そんな時に、洗濯機に入れる前に【洗濯板】で汚れを落としたい場所を、集中的に洗っておくことで、
洗濯機でもより汚れが落ちやすくなります。この場合は大きな洗濯板より小さなものが便利かもしれません。
そして、先ほども例を挙げたように、マスクなどの小物をちょっと洗いたい時にとても便利なアイテムとなります。
最後に、一番忘れてはいけないのは、最近日本において多い震災などの被害に遭った場合、
ライフラインはストップしますが、水は早い時点で給水車などで確保することができるので、
そのような災害に備えて、少ない水でしっかり洗える【洗濯板】を必要とする場合も存在します。
まとめ
・洗濯板は様々なニーズに対応するため流行っている
・洗濯板には木製やプラスティックと言った素材の違いや、用途に特徴を持たせている
・価格帯は1000円台が主流で、100均などでも購入可能
・汚れを徹底的に落としたい時に必要
今回は【洗濯板】について見てきました。用途により様々なタイプの洗濯板が販売されており、
最近では布製のマスクを洗うために、小さな洗濯板がより人気が高いこともわかりました。
「洗濯機」は確かに便利ですが、衣類の変形やちょっとだけ洗いたい時には洗濯板の方が便利という点で、
【洗濯板】が今はやっている理由がわかりました。皆様もご自身のニーズに合った洗濯板を選んで、
より衣類に優しく、綺麗に汚れを落としてくれる洗濯板を備えておきましょう。