WOWOWで新しく始まる連続ドラマ「さまよう刃」全6話の放送となり、主演は竹野内豊さんです。
原作はミステリー作家としておなじみの「東野圭吾」さんの長編小説です。
累計150万部を超えるベストセラーになったこの作品は、国内だけでなく、韓国においても映像化されています。
目次
ドラマ【さまよう刃】の原作は?内容は実話?
東野圭吾『さまよう刃』、またまた重版が決まりました📚
つらくて苦しくて、読むのには覚悟のいる作品だと思います。それでも、読後にはそれ以上のものを残してくれる作品ではないでしょうか。
5/15(土)〜スタートするWOWOW連続ドラマのビジュアル帯で出荷しております✨#GWに読みたい本 pic.twitter.com/usmBVkOlVR
— 角川文庫編集部 (@KadokawaBunko) April 30, 2021
まだまだこの作品は売れ続けているということは、本当に「最高傑作」という証拠でしょうね。
ドラマ【さまよう刃】の原作は?
「さまよう刃」はミステリー小説家東野圭吾さん原作の、長編小説です。もとは、「週刊朝日」に連載されていたストーリーを、まとめ上げています。
2004年12月に出版されて以来、150万部を超えるベストセラーとなり、今回の映像化でさらに増版ということで、まだまだ人気は衰えていません。
ある日、父子家庭の長峰の一人娘が殺されたことから始まる。犯人に関する密告があり、その場所へ向かうと
複数のビデオには2人の男性に弄ばれる娘の姿。偶然帰宅した犯人の一人、伴崎を長峰は怒りのあまり、惨殺するが
死ぬ間際にもう一人の男性、菅野のアジトを聞き出す。これは「少年被害者家族」の叫びを、克明に映し出した物語です。
内容は実話?
内容が【実話】という事実はありませんが、ちょうど未成年による「性的犯罪」が増え始めたのも、この小説が発売されたあたりではないでしょうか!?
未成年でも簡単にメールなどで相手と連絡が取れるため、気軽に相手を呼び出し暴行を加え、死亡させる事件が急増しています。
過去には、女子高生が非行グループに拉致監禁され、性的暴行、あらゆる暴力ののち惨殺された痛ましい事件もありましたが、
いつでも、少年犯罪は存在します。しかし、急増した背景には2000年に改正された、刑事訴訟法により
遺族などが意見陳述をすることが認められ、遺族が被害を訴えることが増え、少年犯罪の多さが露呈してきた時期と重なるのではないでしょうか。
ドラマ【さまよう刃】モデルや元ネタはあるの?
WOWOW連続ドラマW 東野圭吾
「#さまよう刃」プロモーション映像https://t.co/0frRHMUC9k
皆様観て頂けましたか?
5/15公開です。
合わせてエンディングテーマ「薄明」のMVも来月公開予定。
この起用がひよこと音楽活動を再始動するきっかけになった出来事でした。
もっとたくさんの人に届けたい。 pic.twitter.com/SI29TRaxN8— 佐藤玖美 (@sato_kumi_) April 29, 2021
では、もう一度この小説の内容と照らし合わせていきましょう。
【さまよう刃】モデルや元ネタはあるの?
結論から言えば「ありません」
未成年が殺人事件などを起こした場合、「少年法」に守られ、被害者家族に、加害者の情報が漏れることはありません。
しかも、「少年法」に守られた未成年たちは、やがて【少年院】をでて、更生の道へ進むことになりますが、
からなず氏もそうでないケースもあり、再び犯罪を犯し、次は成人犯罪として、テレビで実名報道されます。
未成年が起こす事件に、どうして被害者家族が声を上げることができないのか!?
そんな現実に【警鐘】を鳴らした形の物語ではないでしょうか!?
ツイッターの反応は?
さまよう刃、映画では刑事役だった竹野内が今度は追われるほうの役でドラマ化🎉
辛いお話なので何度もは見れないけど、性犯罪と少年法を考えさせられます。ドラマも楽しみ。 pic.twitter.com/dE1agB3Do6— 🍌さや🐟 (@62051violet) May 2, 2021
映画『さまよう刃』を観てブルーな気分になってしまった😅
— わに (@wani_tan0602) April 30, 2021
そう言ってもらえると嬉しい(o^-^o)
『さまよう刃』や『虚ろな~』みたいなヘビー物ではないけれど、読み手の心に訴えかける内容なのは間違いなしだよ✨— あ-やン。の踊る読書垢 (@71r0283) April 29, 2021
2009年には寺尾聡さん主演で「映画化」された作品に、竹野内豊さんも出演してたんですね。今回は逆の立場となり、どんな心境なのでしょうか!?
刑事としての気持ち、被害者家族としての痛み、両方を感じることになりますね。
やはり、「残酷」な事件を扱うには、読み手の心情の変化が起きますが、受け止め方により、重く感じたり、
「読みやすく・理解しやすい」いいストーリーだと、理解するには印象が大きく分かれますね。
まとめ
・WOWOWにて、竹野内豊主演、東野圭吾原作「さまよう刃」スタート(累計150万部のベストセラー)
・少年犯罪が目立ち始めたころの作品
・元ネタやモデルはないが、「少年法」に警鐘を鳴らす作品
・読み手に理解しやすい、ミステリー小説としてあいどくされている。
犯罪の加害者は何らかの事情で、【加害者】になるわけですが、被害者になる方は、【知らない】で被害者となり、
最悪はこの世を去ることになります。そんな時、加害者が未成年だと、被害者家族であっても、事実をすべて知ることはできません。
法の壁を壊さない限り、この日本ではできないことなのです。この「さまよう刃」が愛されるには、そういった背景があるのかもしれません。