日本の台風の名前の決め方や一覧は?アメリカがつけていたことも

夏から秋にかけての風物詩でもあった台風ですが、近年はその威力も増し、

 

数十年に一度と呼ばれる災害を巻き起こす厄介な存在になりつつあります。

 

海水温の上昇により台風の進路も変化し、本州を直撃したり、今まで被害を受けてこなかったような地域にも災害をもたらすようになってしまいました。

 

今回はそんな台風について、意外と知られていない名前の決め方や、今までの台風の名前一覧について調べていきたいと思います!

台風の名前をつけているのはどこの国

私たちが天気予報やニュースなどで台風の情報を目にしたとき、「台風〇号」数字+号で呼ばれることが多いですが、

 

大々的に取り扱われなくても台風発生時には既にその台風には名前が付けられています。

 

この「台風の名前」についてですが、いったいどこの国の誰が名づけているのでしょうか?

 

以前はアメリカが台風の名前をつけていた

台風の名前については、もともとアメリカの“米軍合同台風警報センター”が命名していました。

 

理由は諸説あるようですが、台風にはアメリカ人女性の名前をつけるのが慣例でした。(1979年からは男性の名前も台風名として使用されるようになります)

 

記録的な大災害をもたらす台風が自分と同じ名前であったりするなんて、ちょっと嫌ですね…(笑)

 

2000年以降は東南アジア加盟の台風委員会がつけている

2000年以降からは台風の発生領域(北西太平洋または南シナ海の領域)によって命名する機構が変わりました。

 

東アジア地域の太平洋で台風が発生したとして、直接影響を受けるのは東アジアの周辺地域になりますよね。

 

なので、そういった地域で発生した台風は、東アジア14カ国が加盟する“台風委員会”によって名前が命名されるようになりました。

 

加盟国は主に、中国や韓国、タイ、ベトナム、マレーシア、日本などを含む14カ国です。

台風の名前一覧は

台風の名前は台風が発生した都度考え命名しているのではなく、あらかじめ用意していた名前を順番につけているのです。

 

台風委員会に加盟している14カ国それぞれが、あらかじめ台風の名前を10個考えておきます

 

加盟国14カ国×台風名10個=140個の台風の名前が用意されています。

 

まさか台風の名前が決められていたなんて驚きですね!

 

台風の1号目はカンボジアが考えた「ダムレイ」という名前から始まります。

 

そこから各国の考えた台風名が順番に140番まで決まっているので、それに従い順次名づけていきます。

 

台風は1年間で140個も発生しないので、大体5年ほどかけて140個の台風名を一周することになります。

 

台風が発生しても普段そこまで台風名を気にしないと思いますが、5年程でまた同じ名前の台風に出会えると思うと、台風の名前についても関心が高まりますね!

 

台風の名前一覧に関しては気象庁のHPから140個すべて確認することができます!

 

日本がつけた台風の名前や決め方は

台風委員会にはもちろん日本も加盟しているので、10個ほど台風名を用意しています。

 

いったいどんな名前をつけているのか気になりますね!

 

日本がつけた台風の名前は?

日本がつけた台風の名前は以下になります。

Koinu​ コイヌ

Yagi​ ヤギ

Usagi​ ウサギ

Kajiki​ カジキ

Kammuri カンムリ

Kujira​ クジラ

Koguma​ コグマ

Kompasu コンパス

Tokage​ トカゲ

Yamaneko ヤマネコ

 

名前の決め方は?

日本人なら誰もが聞いたことのある動物たちの名前がてんこ盛りですね!

 

日本の台風の名前の決め方については、どれも星座の名前が使われているようです。

 

夜空に散らばる星座から名前を取ることによって、利害関係(人物や土地、物、法人、その他多くのしがらみ)が発生しないという利点があります。

 

また数ある星座のなかでも比較的発音が難しくなく、アジアのどの国でも台風名として使用することができる名前をピックアップしているのが特徴です。

 

今度台風情報を目にするときは、日本が考えた台風の名前が使われていないかにも注目していきたいですね!

 

今や大災害にも成り得るようになった台風ですが、今回はその命名方法や名前一覧について調べさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか?

 

台風が発生しないに越したことはないですが、もし新たに台風情報を目にするときには、威力や勢力のみでなく、

 

日本が考えた星座たちの名前が名付けられた台風ではないかなんていうところも確認してみたいですね♪

 

まだまだ台風シーズンは続くかと思いますが、対策を十分に行い怪我のないように乗り切り、涼しい秋へと季節を渡っていきたいですね。

 

それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました!

 

 

参考サイト

https://enjoy.sso.biglobe.ne.jp/archives/enmagnews_150815_typhoonname/

https://dime.jp/genre/https://gendai.ismedia.jp/articles/-/70077

https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/typhoon/1-5.html

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