ドラマ【鉄の骨】ストーリーは実話なの?モデルの企業はあるの?

「鉄の骨」2007年5月号から2009年4月号に、文芸誌に連載された小説です。その後単行本で発売され、

「第142回直木賞候補作」と「第31回吉川英治文学新人賞受賞作」を受賞した池井戸潤さん原作のドラマです。

 

NHKでドラマ化された後、韓国でリメイクされ、その後WOWOWで再度ドラマ化された話題作です。

 

ドラマ【鉄の骨】ストーリーは実話なの? 

では「鉄の骨」は実話が元になっているのでしょうか!?

 

ストーリーは実話なの?

2007年から連載がスタートしていますが、ちょうどその年に、建設会社の間組が『自首』したことから、

大林組、清水建設、鹿島建設など、大手ゼネコン5社の営業担当者が談合していたことが明らかになりました。

 

名古屋市が発注した、地下鉄延伸工事をめぐる談合が、「鉄の骨」のモデルとなっています。

 

モデルの企業はあるの?

モデルとなっているのは、5社のゼネコンとなっています。まず発端となった

・間組(自首)

国内では中堅のゼネコンですが、「土木の名門」と言われていましたが、2013年に「安藤建設」と『株式会社安藤・間』を設立しています。

・大林組

1892年設立の国内では、「総合建設会社」という立場にあり、『スーパーゼネコン』の1っ社として数えられている。

・清水建設

こちらも大手総合建設会社であり、『スーパーゼネコン』の1社となる。民間工事に強みがある。

・鹿島建設

こちらも『スーパーゼネコン』の1社となるが、「超高層ビル」の建築を得意としている。

・前田建設工業

2019年に100周年を迎え、山岳土木から始まり、数々のトンネル工事などのプロジェクトを担当してきた。

・奥村組

1907年に設立された建設会社で、強みは道路や鉄道の建設で「耐震構造」に強い工法を採用している。

 

鉄の骨の原作について!ツイッターの反応は? 

では次は原作についてみていきましょう。

 

 

鉄の骨の原作について!

経済界を舞台にした小説が好評な、池井戸潤さん原作の「鉄の骨」ですが、原作は大手ゼネコンの『談合』が題材となっています。

名古屋市の地下鉄の発注をめぐり、実際に起きた大手ゼネコンの談合問題について、『IN★POCKET』にて、2007年5月から連載をスタートしました。

 

原作では中堅ゼネコン「一松組」に入社して4年目の富島平太が主人公となっています。

大学の建築科を卒業した彼は、まったく思っていなかった「営業課」への異動を命じられました。

 

そこでは、公共工事の最低入札価格や、指名入札業者の数などの探りを入れるのですが、

平太はある飲み会で初めて、「営業課=談合課」と呼ばれていることを知り、『必要悪』だと説き伏せられてしまう。

 

2000億円規模の大型公共事業の情報が入るが、平太は疑問を感じながらも談合にかかわらざるを得なくなっていく。

 

ツイッターの反応は?

現在放送中の杏さん、坂口健太郎さん出演の、「競争の番人」ではいよいよ終盤となり、ゼネコン4社の談合について描いています。

2007年に実際に事件として、大きく取り上げられても「必要悪」と、認識している人がいる限りなくならないのかな。

 

まとめ

・2007年に実際に起きた大手ゼネコン5社の談合事件がモデル

・モデルとなったのは「大林組」「鹿島建設」「清水組」「前田建設」「奥村組」

・入社して4年の平太が、営業課に異動するとそこは「必要悪の談合課」だった

・Twitterでも池井戸潤さんの原作は読みやすいと評価が高い

 

昔は「大手ゼネコンの談合」とニュースで聞いても意味がわかりませんでしたが、『競争の番人』を見ていて、

やっと、『談合』がどれだけ醜く、酷いことで、それが「必要悪」だと見過ごされていることなのか知りました。

 

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