日本人が好きなメニューに必ずと言っていいほどあげる“カレー”ひとくちにカレーと言っても多種多様なメニューです。
一般家庭で一番多く使用されるのは、ルーがブロックタイプになっていて溶かすタイプが過半数かと思いますが、やはり根強い人気の“粉タイプ”のカレー。
缶に入ったカレールーについて取り上げてみます。
1缶あると、様々な料理の隠し味に、風味づけにとても便利な一品ですよね。
カレー粉などの缶の蓋が開かない?その理由は?
赤いカレー缶。誰もが知る商品。小さな食料品店でもサイズは違えども必ずしも売っているくらいに、日本人に多く知られた商品です。
赤いカレー缶にかぎらず、今は多様なメーカーが“缶タイプ”を発売しています。
いざ買って使おう!と思ったら、缶のふちと、蓋のふちが同じ高さになっているので、手で空けることはおおよそ不可能です。
缶のふちと、蓋のふちには指さえ入らないほどの隙間しかありません。
これでは手で開けることは不可能です。
では、なぜこんなに開けにくい形になっているのか?
開発者:山崎峯次郎(S&B食品創始者)が、海外のカレーの味に魅せられ、何とかしてもっと手軽に家庭でこの味を楽しめないか。
と、様々な研究をした結果たどり着いたのが、この缶タイプのカレー粉ですが、発売当初は瓶タイプだったようです。
それがなぜ缶タイプに変更されたか、詳しいことは調べてもわかりませんでしたが、憶測として考えると
瓶タイプの場合:使用中に直接食材に振りかけることができるので、粉が湿気って出てこなくなる
この可能性が一番高いかと思われます。
そして、
缶にする利点
- 湿気りにくい(中のアルミは蓋と缶に隙間を作らないためにも、必ずきれいに取り除いてください)
- 山崎峯次郎さんが開発中にふと気づいたこと
要らないスパイスを処分しよう。
と、一斗缶に保存していたスパイスの香りを確かめながら処分していたところ、これだ!というスパイスの香りにたどりついたことから、スパイスも缶などで一定期間寝かせると香りも味もよくなる。
(このことに気づいたのも最大の理由かと思います。)
- 缶の口を大きくしておくことで、軽量スプーンなどが入りやすくなり、手軽に使用できます。
簡単に開ける方法があった!?
手で開かない缶をどうやって開けるのか?
方法はたくさんあります。
- スプーンを使用する
- 硬貨を使用する
- 金属のへらを使用する
- 鍵を使用する
- マイナスドライバーを使用する
いずれも“テコの原理”を使い、缶と蓋の隙間に差し込み、缶のふちを軸に“シーソー”をするように開けてください。
この中で最も手軽で実用的なのはスプーンかと思います。
スプーンの背を差し込み開けて、そのままスプーンですくい出して使用することができます。
便利な道具はあるの?
でもやはり安全のため道具を利用したい方へ
缶オープナーとして、場所をとらないものです!
《全2色》Tower マルチオープナー ヤマザキ 【タワー キッチン雑貨 缶詰 瓶詰め 蓋 ジャム キッチン小物 デザイン雑貨 台所 Yamazaki】
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缶や瓶のフタなどをラクに開けられるマルチオープナーとういことです!
こういった形のものであれば、缶を開けることができます。
もしかしたら、ご家庭に眠っている“栓抜き”が意外に使えることもあるので、きっちんの引き出しをのぞいてみることもお勧めします。
それでもなければ、1つあれば3つの役割があるので、1本常備しておいてもいいかもしれませんね。
まとめ
・缶が開かない理由は形にあった
・缶を開ける道具は意外に身近にある
・缶を開ける便利な道具も販売中
カレーを作るとなると、固形タイプのルーを使いがちですが、やはり“カレー味”をつけるにはカレーは粉タイプが便利ですよね
今度お店に行ったらどんなカレー缶があるのか見てみましょう。
そして、今回ひとつ驚いたのは“スパイスは寝せるといい”という山崎峯次郎さんの発見です。
個人的にスパイスは細かな粉状にするほどいいんだ。勝手に思い込んでいました。
参考サイト
名称:COMZINE BACK NUMBER
URL:http://www.nttcom.co.jp/comzine/no090/long_seller/
名称:ファインダーワールド
URL:http://finder-world.com/2015/03/11-sb-curry/