抜けるような青い空とエメラルド色の美しい海をバックに凄まじい勢いでセンセーショナルな時事問題を語り最後に「せやろがいっっ!」と叫ぶ謎のおじさんが話題です。
人呼んで「せやろがいおじさん」___ビビッドな赤いTシャツに赤いふんどしという装束も衝撃的ですが、そのギャップが面白いと評判です。
この“せやろがいおじさん”て、いったい何者?美しいバックの風景や、特徴のある動画のカメラワークの秘密についても調べてみました!
【せやろがいおじさん】のプロフィールは?
河合夫妻が買収疑惑で逮捕された件について一言。
「選挙の時は金をバラ撒け」と教えられるところもあるとか‥
票がお金で買えるなら、それはもはや選挙ではなくお買い物。
日本全体で同じようなことが行われてないか?厳しい目を向けてこ!
▼フルver.はこちらhttps://t.co/g36UskBhDS pic.twitter.com/pBE39bVcCb
— せやろがいおじさんakaえもやん (@emorikousuke) June 26, 2020
“せやろがいおじさん”と呼ばれているのは、お笑いコンビ“リップサービス”の榎森(えもり)耕助さんです。
リップサービスとして主に沖縄を中心に活動していますが、ご本人は奈良県天理市の出身なので、基本は関西弁で喋り倒しています。
沖縄国際大学に進学したことで沖縄に移住し、沖縄の芸能事務所オリジンコーポレーションに所属しています。
リップサービスの活動期間は2007年頃からとされていますが、その10年後に“せやろがいおじさん”は、youtubeに登場する時事ネタを語るキャラクターとして誕生しました。
その舞台である“ワラしがみ”は現在登録者数31.6万人と人気のチャンネルとなっています。
その時々に応じてセンセーショナルな時事ネタを訴えるスタイルですが、美しい風景の中で絶叫するスタイルは注目を集め、
次第にオリジンコーポレーションの所属のタレントさんたちが活躍している“ワラしがみ”の中でも“せやろがいおじさん”は突出した人気で、視聴者が増加しています。
また、このコスチュームのふんどし姿から、なんと昨年度の日本ふんどし協会から「ベストふんどしアワード2018」として表彰されるなど
“せやろがいおじさん”の認知度はyoutubeを超えて広まり始めていると言えるでしょう。
近年では厚生労働省のトークセッションや大学生向けの講演会など、様々なイベントへの出演も増えており、多方面へと進出している様子がうかがえます。
【せやろがいおじさん】の影場所はどこ?
動物を大量繁殖、大量殺処分している現状。今日も、たくさんの動物が殺処分されてます。せやろがいおじさん が叫びました!
(あいEarthlovesoulさん)
pic.twitter.com/ldnYAoZkra— 君に届け!滑稽新聞@空気を変える (@akasakaromantei) June 19, 2020
赤いTシャツとふんどしが眩しく映える空と海…そこは、沖縄各所の自然豊かなビーチです。
全周囲海の沖縄県ならでは、何処を撮っても美しい海辺ですが、さらに“せやろがいおじさん”を撮影するために欠かせないギミックがあります。
ただ叫んでいるだけでは面白くない…そう考えていた榎森さん=“せやろがいおじさん”が考えたのが、ドローンの活用です。
アップで叫んでいるかと思えば、凄い勢いで赤い米粒になるかと思うほど引くカメラワークなど、ドローンならではのアクティブな画面作りは彼の絶叫をますます増幅させて脳裏に刻んでいきます。
こうした手法を提供しているのが地元沖縄でドローン撮影をプロデュースしている“ドローン沖縄”のカメラマン・西口氏です。
ドローン一機とiPhoneを駆使して撮影される“せやろがいおじさん”の主張は迫力満点!
沖縄の美しい風景を知り尽くしているお二人だからこその“映え”がそこここに溢れているのです。
ツイッターの反応は?
せやろがいおじさんの撮影場所特定したった pic.twitter.com/WQVLRU9mOW
— チバナさん (@t1ostrawberry) June 26, 2020
めちゃめちゃ綺麗な場所ですね!素直に「行ってみたい」です。
TBSテレビのグッとラックで、せやろがいおじさん登場。「河井夫妻の逮捕に物申す」として、辞職しない夫妻の歳費は国民の税金であり、相次ぐ大臣経験者の不祥事に安倍首相は「責任は私にある」と言うだけ。お金で汚される日本の民主主義、選挙についての危惧のマシンガントーク。思わず、そうだ!と。 pic.twitter.com/3WegC8gmM9
— 浅野ふみ子(史子) (@asafum814) June 26, 2020
いろんな障壁をひょいっと乗り越えて叫んでくれる、そんな親近感と共感がウケているのかもしれません。
僕たちは「誰かを見下ろす笑い」のままでいいのか 沖縄から社会問題を語る、せやろがいおじさん https://t.co/GCRbJXaKot pic.twitter.com/s2tptUNaIX
— のらねこ (@kazu50094665) June 27, 2020
カッコいい…でも微妙にふんどしが見えないショットなのはちょっと勿体ないと思います。
Twitter や YouTube でもお馴染みで、わかりやすく政治に関する疑問の解説や意見を聞かせたりしてくれている。万人受けしそうなのに、しっかりと個性があるのもいい。この方のお陰で政治に興味を持った大人もお子さんも多いなと実感している。きっかけってホント大事。#せやろがいおじさん#やましん pic.twitter.com/jk2Eqv9z8I
— ガイアのサソリ (@westyamashin) June 22, 2020
だけど「権威」にはならないで欲しいなぁ、と思ってしまう。彼の立ち位置は、今の緩くてフラットなところがイイんですよ。
せやろがいおじさん、前にミソジニーって批判を受けて、その時は受け入れ難かったけど、やっぱり自分の中にそういう部分あるじゃんって、女が〜とかそういう話し方しちゃってたよって、でも30年染み付いたものを変えるのって本当にしんどくて、でも皆で更新していこうよっていう本当に良い動画だった pic.twitter.com/zlI766ypct
— みたらし加奈 (@mitarashikana) June 13, 2020
政治だけじゃなくて、社会とか、身近なところから叫んでいくの、大事。
「せやろがいおじさん」として、誰も傷つけない笑いを世界中に発信しているクリエイターです✨
そんなワラしがみさんから、みなさんへメッセージ😊
🎬https://t.co/8aS3AJ0Vyj#YouTubeFanFest #せやろがい @emorikousuke pic.twitter.com/LCYH4e90R3— YouTube Japan (@YouTubeJapan) November 7, 2019
「誰も傷つけない笑い」って、素敵ですね。観てるみんながハッピーになれるって、凄いことです。
というわけで、現在も新鮮な時事ネタを日々発信している“せやろがいおじさん”、是非一度チェックしてみてくださいね。
沖縄の美しい自然の中心で叫ぶ彼の言葉に「ハッ!?」とさせられること、きっと沢山あるはずですよ!