コロナウイルスの世界的な流行により、日本も全国において緊急事態宣言が発令されました。
当初は5月6日まででしたがその期間も延長され、まだまだ先の見えない暮らしを余儀なくされています。
国民が不要不急の外出を控えるなか、話題になったのが『パチンコ店の営業続行』と『パチンコ店に行列を成す人々』でした。
国民全員で足並みを揃えなくてはいけない今、なぜパチンコ店は閉店しないのか、行政の対応やパチンコ店に並ぶ人々の心理について調べていきたいと思います!
目次
緊急事態宣言でもパチンコ屋はなぜ閉店しない?
緊急事態宣言が発令されたことにより、日本全国のあらゆる業種が
・営業時間の短縮
・リモートワーク
・休業
など、ウイルスの拡散防止のための対応に追われています。なかでも個人経営されている方は、この状況が長く続けば続くほど苦しい生活を余儀なくされてしまい、
一刻も早く自粛期間が過ぎるのをじっと耐え忍んでいる状況です。国民が苦しいながらも、未知のウイルスと戦うために足並みを揃えている中、
とあるお店が自粛要請に応じていないという問題が浮き彫りになりました。それは『パチンコ店』です。
昨日パチンコ店の名前公表して休業要請してんのに、明日から営業再開なの面白すぎんか?🤔
— Kえしら💮決して眼鏡男子推しってわけじゃない (@kie_sira) May 10, 2020
昨今のパチンコ店は一昔前に比べると、店内空調設備の完備や換気の徹底、除菌消毒を隅々までしていることからだいぶその環境は改善されていると言えるでしょう。
しかし、現在コロナウイルスに感染しない・させないためによく言われているのが「3密を避ける」ということです。
残念ながらパチンコ店は密接・密集・密着の3つが揃っており、ウイルス拡散の場になりかねない場所と考えられています。
勿論休業要請に応じているパチンコ店が大半ですが、なかには政府の要請を聞き入れず営業しているお店もあるようです。一体どうして営業を続けているパチンコ店があるのでしょうか?
理由としては“資金繰りが厳しく休業=廃業になってしまう”が挙げられます。
パチンコ店に限られた話ではありませんが、大手ではなく中小のお店は、時短営業、外出自粛による客足の途絶えにより、会社経営に大打撃を受けています。
これに加え休業なんてしてしまうと、いよいよ会社の体力が続かなくなり廃業となってしまう可能性が多いにあるのです。
しょうがなく営業を続けざるを得ないというのが、休業要請に応じないパチンコ店の本音です。
行政の対応は?
経営者側もかなり追い込まれた状況であることは確かです。
それでもコロナウイルスを収束させるためには、営業をなんとか自粛してもらいたいところ…。
行政はいったいどのような対応をとっているのでしょうか?
要請をしても強制力があるわけではないので、経営が苦しい店舗はそのまま営業を続行します。
東京都は休業要請に応じなかった店舗を調査し、再度休業の要請を行ったりしているようですが、やはりそれでも営業を続けるパチンコ店があるようです。
そういった店舗に対し、東京都はホームページで店名の公表に踏み切りました。
営業しているパチンコ店の公表って意味あるのかな?
— トラさん琉球サポういんちゅししまーる (@torasan46494) May 10, 2020
パチンコ店の店舗名公表しても、
訪れる客はパチンコしたい人達ばかりなので、果たして意味があるのだろうか?— 雷神さん69フェスティボー (@spraijin) May 10, 2020
しかし結果として、公表された店はまだ営業を続けていると公に知られる形となり、数少ない営業中のパチンコ店と認知され逆に客足が増えてしまったりもしたそうです。
行政側としてもまさかの結果になってしまいました。
これらの問題の根底として、要請に応じない店舗へのペナルティを考えるより、「なぜ休業できないか」その原因を考え、金銭的な救済や保証を今よりより手厚く考えるべきですね。
並ぶ人の心理とは?ギャンブル依存性も関係か?
緊急事態宣言により人々の移動が制限されるなか、都内のパチンコ店が次々に休業したことにより、都外にパチンコ店を求めて人が移動したという
“越境パチンコ”なる現象が起こりました。関東圏のパチンコ店で、東京都ナンバーの車が続々と入店してきたとのことです。
越境パチンコ…栃木県でわりと県境住みなんだけど、うちの周りのパチンコ屋は営業してるところがあるので、首都圏が規制したらアホみたいにこの辺に流れてくるだろうなと思ってるのでほんとやめて欲しい…(´д`|||)
— れふとあい(ガーリーガチャピン) (@left_eye_jammin) April 24, 2020
コロナ騒動で多くの人々が自粛生活を送っているにもかかわらず、どうして未だパチンコ店に並ぶ人々がいるのでしょうか。
①自粛生活が長引き、暇を持て余してしまいパチンコをしに行ってしまう
休業要請を受けあらゆる施設が閉鎖されている現在、たしかに娯楽は通常時より減りました。
自宅に篭る生活も徐々にストレスになってきています。
しかし、せっかく自粛生活を頑張ってきたのに、その結果が「パチンコ屋に行きストレス発散」では、自粛を頑張った意味がまるでなくなってしまいますね。
②自分はウイルスに感染しないと思っている
たしかにパチンコ店での集団感染などのニュースは聞きません。
しかし、感染経路不明の人が多く現れているので、もはやどこで感染するかはわからないです。
そして忘れてはならないのが、自身もウイルスの保菌者である可能性が十分にあるということです。
自分は感染しない・してもいい、と思っていても、巡り巡って自分の大切な家族や友人に移すことにもなるので、安易な行動は慎みましょう。
③ギャンブル依存性
自分ひとりの力では抗えない「ギャンブル依存性」の可能性もあります。
ギャンブルでの快感に支配され、社会生活すらままならなくなるという恐ろしい病気です。
この病気に関しては、自覚した時点ですぐ心療内科や精神科に受診しましょう。
重度になると、依存性から脱却するのは本当に困難になります。
「依存性かもしれない」と思い当たるかたは、この機会にしっかり自分の心の症状に向き合いケア・治療するようにしましょう。
今回は、緊急事態宣言中でも閉店しないパチンコ店や、行政の対応、並ぶ人の心理について書かせていただきました。
まだまだ収束の目処が立ちませんが、一人一人が正しい行動を心がけ、少しでも早く元の生活に戻れるよう頑張りましょう!ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
参考
https://mainichi.jp/articles/20200422/k00/00m/040/177000c
https://news.yahoo.co.jp/byline/mizushimahiroaki/20200417-00173770/
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020042400606&g=pol