プルタブを集めたら車椅子と交換することができるって知っていますか?
なぜプルタブが車いすと交換することができるのかを今回紹介していきます。
また気になるプルタブを換金した場合の値段についてもみていきましょう。
プルタブはなぜ車椅子と交換できるの?
プルタブとはなんなのか、プルタブは缶ジュースを開ける時に缶切りを使わずに開けることができる部分のことをいいます。
よく空き缶を集めている人っていますよね、実は空き缶よりもプルタブ単体の方が価値があるんです。
なぜかというと空き缶は加工されていますよね。しかしプルタブにはなんの加工もなくそのままです。
そのため空き缶よりもプルタブの方が価値があるんです。
このプルタブは集めると車椅子と交換することができるんです。リサイクル業者に送ることでプルタブが車椅子になり、病院などに寄付されます。
正確にはプルタブと車椅子が直接交換されるわけではなく、プルタブをくず屋に売却します。売却したお金で車椅子を購入し寄付されます。
そもそもなぜプルタブを集めたら車椅子と交換することができるのか。プルタブは空き缶を開けたらすぐにその辺に捨てられることが多かったそうです。
捨てられたプルタブを小さな子供が触ってしまって口に入れたり、手動物が食べてしまったりということがあったようです。危険ですよね?
北海道の釧路市では過去に人間が捨ててしまったプルタブを丹頂鶴が飲み込んでしまい死んでしまったという例が報告されています。
このようなことはあってはならないことです。そのため「危険だから集めるようにしよう」となったのです。
どのくらいの量(何個)あれば車椅子と交換できるの?
プルタブを何個集めたら車椅子と交換することができるのでしょうか。プルタブ1個で車椅子と交換はさすがにないですよね^^;
なんと車椅子と交換するためには、140万個~150万個ものプルタブが必要になります。140万個~150万個のプルタブは重さにして800㎏なんだそうです。
簡単に集めることができる数ではないことが分かります。個人でこれだけの数を集めるのは難しいです。学校や自治体、企業などが集めていることが多いです。
集めたプルタブはクロネコヤマトの宅急便で環公害防止連絡協議会 兵庫工場に送られます。送る時はクロネコヤマトの宅急便でないとだめです。
工場の近くの場合は直接持ち込んでもOKです。直接持ち込む場合は事前に連絡をするようにしましょう。
プルタブはさまざまなところで回収されていますが、特に学校で集めているところは多いです。
小学生の時に空き缶を学校で集めていたなと今思い出した方は多いのでは!?学校で集めた空き缶はこのようになにかに変えて寄付されていたのです。
ちなみにプルタブを交換し車椅子が寄付された時は新聞などで記事になるんだそうです。心温まるいいニュースですね。
2017年は2760台もの車椅子を保育園・幼稚園・小学校・中学校・高等学校・専門学校に寄付されました。車椅子贈呈式が行われ、車椅子が寄付されます。
2760台ということは2208万個ものプルタブが集まったということになります。
全国各地からたくさんのプルタブが集められているということが分かりますね。
お金に換金すると値段はいくらくらいになるの?
車椅子に交換できるほどのプルタブって値段にするといくらなのか気になりますよね。
プルタブは1㎏でだいたい80円~100円いくかいかないかくらいの値段になるのだそうです。プルタブの値段は変動しやすいと言われています。
車椅子と交換することができるプルタブは約800㎏となっています。1㎏を100円とすると800㎏では8万円になります。8万円で車椅子を購入できるというわけですね。
これだけ集めて8万円、安いのか高いのかちょっと分からないですね。
まとめ
いかがでしたか?今回はプルタブと交換することができる車椅子についてまとめていきました。
・空き缶よりもプルタブの方が価値がある
・子供や小動物が飲み込んでしまうことを危険視したことをきっかけに集めるようになった
・車椅子と交換することができるプルタブの数は140万個~150万個
・重さは800㎏
・お金に換算すると8万円ほど
これらのことが分かりました。プルタブの価値が分かったでしょう。
空き缶はリサイクルするようにしていきたいですね!
参考サイト
名称
URL
車椅子になるプルタブ回収の意味、グリーンウォッシングとも言われるリサイクル過程の真実
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1339477323
http://kankoubou.jp/
http://web1.kcn.jp/yanoya/pulltop.html