2023年4月21日公開、横浜流星さん主演の「ヴィレッジ」、霞門村を舞台に閉ざされた世界で生きる優。
母親の借金で思うような人生を生きることもできず、かつて父が犯した罪で、彼の人生には選択しなどない。
そんな「ヴィレッジ」について、元ネタやモデルがあるかどうか調べてみます。
目次
映画【ヴィレッジ】原作の小説や脚本は?元ネタやモデルはあるの?
今までの横浜流星さんのイメージを打ち破るような作品ですね。
【ヴィレッジ】原作や脚本は?
「ヴィレッジ」の脚本・原作は藤井道人さんです。実は横浜流星さんとはデビュー前からの付き合いがあり、
彼のデビューからずっと藤井さんは、流星さんのことを見守ってきました。俳優として苦難を抱えた日々も。
そして、製作総指揮の河村光庸は、残念ながら2022年6月にこの世を去りましたが、藤井さんと構想を考え、
映像化された作品でもあるので、河村さんの『遺作』ともいえる作品となっています。
元ネタやモデルはあるの?
この映画に元ネタがあるのか!?と言われるのは、2004年に同じタイトルで公開された「ヴィレッジ」が存在するからでしょう。
1897年のアメリカを舞台に、ある村で「自給自足」で数十人が暮らしていましたが、そこには古くからおきてがありました。
「森には入ってはいけない」という掟。森に住む「怪物」を恐れながらも、その境界線を守ることで、村の平和も守られてきたのです。
しかし真実は1897年ではなく、2000年代だったのです。村長の私有地で理想郷を作ろうと、村人を森から出さないための掟だったのです。
このように見ていくと、横浜流星さんの「ヴィレッジ」も閉ざされた村に住む青年の話ですが、内容は全く違います。
なので、リメイク版とも違い、完全オリジナル作品となるでしょう。
過去に似たような事件は?ツイッターの反応は?
ではこの映画に出てくるような事件はあったのでしょうか!?
過去に似たような事件は?
舞台となる「霞門村」は『日本の縮図』と考えるべきでしょう。伝統的な美しい文化がありながらも、
その一方で「ごみ処理場」がそびえたつ、不一致な世界。そしてその中でもがくことも忘れた若者。
借金を返済するためだけに行き、やがて犯罪に手を染めていく。生きるための手段を選ぶこともできずに
上からの圧力に背くこともできず。ただただ毎日を過ごすだけ。今の日本は「〇〇ハラスメント」と言いながらも
そんな会社に対して、あらがうことなく働き、満足な収入を得ることもできない。日本の伝統美は美しくもあるが
実生活ではみんなもがき、そのことが意味をなさないことに気づき、だんだん気力を失っていく。
今の日本が、藤井さんには映っていたのではないのでしょうか!?
ツイッターの反応は?
映画『ヴィレッジ』良かったな、藤井道人監督のこの手の絵作りが好きすぎる。横浜流星さんには『流浪の月』(DV描写あり)の演技で度肝を抜かされたけど、相変わらず凄みのある演技をする。。。pic.twitter.com/FRCyR8yavx
— タカヤ・オオタ (@198Q) May 1, 2023
#ヴィレッジ#映画
村という閉ざされた世界で親の罪と借金を背負い孤独と暴力に耐え生きる青年のサクセスストーリーかと思いきや…そうは問屋が卸さない😂
トランプの大富豪がチラつく内容だった。1度大貧民に堕ちてしまえば大富豪にはなかなかなれず、革命はいつ起こるか誰にも分からない。 pic.twitter.com/Ed04bV94Xj— いいの (@book_stand_mm) May 3, 2023
底なし穴にゴミを投げ入れていたら、それが数年後に空から降ってきたって話と閉鎖的な考えの村あるあるを絡めた内容なのかな?と思ったら全然違っていました。
昨年観た広瀬すずさんのDV彼氏役からさらに磨きがかかった横浜流星さんの演技がとにかくすごかったです!ブラボー!#映画#ヴィレッジ pic.twitter.com/PtYITe2vvf
— 黒部五郎 (@goro2840) May 2, 2023
「ヴィレッジ」というタイトルから、どんな映画なのか想像したが、実際は違ったという意見が多かったですね。
そして、横浜流星さんの演技力の高さに、賞賛が集まっているようです。
まとめ
・脚本、原案は藤井道人さんオリジナル
・元ネタはないが、2000年代に公開されたアメリカ映画に同名タイトルがある
・特にどの事件をモデルにしたわけではなく、今の日本の縮図がそこにあるのではないか
・ツイッターではタイトルから想像して、内容にいい意味で裏切られた人が多い
今までの横浜流星さんと考えると、まるで違うビジュアルで挑んだこの映画。デビュー前から知る藤井さんの作品だからこそ、
お互いの信頼の上で、このような映画が製作されたのでしょう。だからこそ、いい意味で裏切られ、印象に残る映画になったのでしょう。