花粉症の季節に加え、今年は新型コロナウイルスの感染拡大に伴いマスクを着用する人が増えています。
ですが、“ただマスクをすればいい”という訳ではありません。
扱い方を間違えればかえって感染の危険性が増すことも…。では、一体どのような付け方をすることでより効果を高められるのか、正しいマスクの付け方について色々と調べてみました。
マスクを付けているとずり落ちてくる?下がってくる原因や対処法は?
正しいマスクの付け方とは?
マスクと一口に言っても色々な種類がありめすが、今回は特に一般的によく使用されているプリーツマスクについて調べてみました。
このプリーツマスク、実はきちんと裏と表が決まっているのはご存知ですか?
最近ネットなどでよく言われているのが“紐の接着面が外側”という説です。
しかし、これはメーカーによって違いがあるようで、中には紐の接着面が内側に来るものもあるのでご注意を。
一番確実で分かりやすいのが“ワイヤー部分上にした時にマスクのひだの部分が下を向く方”です。
ひだの部分が上を向いている状態ではウイルスがひだに溜まってしまい逆効果となってしまうからです。
裏表をきちんと確認したら、次はできるだけ隙間を作らずに装着することが大切です。
まずマスクのプリーツを広げて上部のワイヤーを鼻の形に沿って曲げ、鼻、頬、顎に隙間を作らずにしっかりと覆いましょう。
【画像】マスクの裏表や上下がどっちか分からない?見分け方や正しい付け方は?
口元だけマスクで覆って鼻が出てしまっている人もいますが、当然鼻からもウイルスは入ってきてしまうので、それでは意味がありませんよね。
マスクがずれてきた時の正しい直し方は?
マスクがずれてきた時の正しい直し方、というのは実は存在しません。
というのも、一度ずれてしまったマスクを元の位置に戻す行為自体がウイルスを体内に取り込んでしまう危険性が高い行為だからです。
とは言えマスクがずれる度に新しいマスクに変えるなんて現在のようなマスク不足の状況では難しいですよね。
まずはマスクがずれないように着用することが一番ですが、どうしても直さなければいけない時は、洗った手や消毒した手で直したり、そうでなければ必ずマスクの内側には触れないように注意をしてください。
そして再び手洗いや消毒。
上部のワイヤー部分に指をかけて直している人も見かけますが、それでは指先に付着したウイルスがマスクの内側に付着してしまいます。
また食事をする際などはマスクを顎下にずらすのではなく一度外して内側に折り込むなどしてウイルスが付着するのを防ぎましょう。
顎下は肌が露出しており、ウイルスが付着している可能性が高いので、顎下にずらしたマスクを再び元の位置に戻して使用するのはやめましょう。
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マスクがずり落ちない方法は?
では、マスクがずり落ちないようにするにはどうしたら良いのでしょう。
まずはサイズ選びが重要です。顔の大きさに対してマスクが大き過ぎても小さ過ぎてもズレやすくなるので、きちんと自分の顔にフィットするサイズのものを選びましょう。
また、鼻の頭まできちんと覆えていない場合にも喋ったりした際にずり落ちやすくなるので、きちんと鼻の頭まで覆い、上部に隙間ができないようワイヤーを鼻の形に沿わせましょう。
その他の要因としてはマスクのゴムが緩い可能性もあります。ゴムをクロスさせて付けるなどの応急処置も出来ますが、この場合余計に横に隙間ができてしまうという人もいるのでご注意を。
女性の場合は紐ごとヘアピンで止めて固定してしまうのも有りですよね。また、マスクがずり落ちるのを防止する『マスクにはるこちゃん』などのアイデア商品なども販売されているので気になる方は試してみては。
日本各地で感染が拡大しているコロナウイルス。これ以上の感染拡大を防ぐためにもマスクを正しく装着し、うがい手洗いをするなどできる限りの対策を心掛けましょう。
マスクを付けているとずり落ちてくる?下がってくる原因や対処法は?