沼にハマってきいてみた(沼ハマ)で一輪車女子の演技!大迫力のレース!

本日のMCは松井愛莉ちゃんとサバンナ高橋さん。ゲストはエモーショナルな表現で知られるプロフィギュアスケーター織田信成さんです。

 

今日のハマったさんはチーム「ミラクル」川崎渡田一輪車クラブの皆さんです。

 

一輪車は、二年に一回世界大会が開かれるスポーツ競技です。

 

その種目はスピード勝負の“レース”、技と表現力を競う“演技”など、多岐にわたっており、日本は以下のような成績を収めています。

 

国際大会(UNICON)

フリースタイル  個人 演技  優勝 11回

         ペア 演技  優勝  6回

         グループ演技 優勝 11回

トラックレース部門       優勝 20回

 

実は、日本は最多優勝国であり「一輪車王国」とも言えるのです。今日はそんな一輪車女子の素顔に迫ります!

 

 

まるでフィギュアスケート?!

 

スタジオに現れた華麗な衣装の集団。チーム「ミラクル」は昨年の全国大会優勝チームで、高校一年生から社会人までの10名で構成されています。

 

彼女らの演技を見ていた織田さんは「フィギュアスケート見たいですね!スピンしたり、ジャンプしたり!」と目を丸くして驚いていました。

 

「凄い凄い凄い!」その統率の撮れた動きはまるで一つの生き物のよう。

 

織田さんは「ちょこっとだけ見たことあったんですが、あんなに速く回ったり、ジャンプ跳んだり…あと、トラックレースは見たことがなかったので、速さに驚きました!」

 

実はスタジオのチーム「ミラクル」の中に、ソロの世界チャンピオンがいらっしゃいました!あやさんです!

 

また、一人だけ衣装ではなくTシャツにパンツ姿のあさひさんはトラックレースの世界チャンピオンです。

 

「一輪車界のウサイン・ボルト?!」

 

織田さんの言葉は間違っていませんよね。彼女らをはぐくんだ環境を覗いてみましょう!

 

 

 

全国優勝チーム、そのハードな練習

 

神奈川県川崎市の体育館ではチーム「ミラクル」を擁する川崎渡田一輪車クラブの皆さんが勢ぞろいしていました。

 

小学校5年生から社会人まで、20名が所属しています。

 

入念な準備体操をしてから練習へと移りますが、

スカートを翻してくるくると回りながらジャンプするトルネード

片足を後ろにあげたスケート技に似た一本足のビールマン

トルネードの発展形らしいトルぴょん

 

といった難度の高い技が次々と繰り広げられていきました。基本技のスピン一分間に120回転を目標に回り続けるトライアル。

 

グループ演技のフォーメーションは息が合わないと転倒者が続出してしまう危険もはらんでいます。それが日常であり、当たり前。

 

そういう彼女らは笑顔で「なれました。怖がっててもできないので!」と言うのです。

 

ケガや事故に対しては細心の注意を払いつつ、畏れることなくチャレンジをしているからこその華麗な演技なのです。

 

「一分間スピンはキツイ?」

 

高橋さんの問いに、みかちんさんが「一分間スピンやると手が真っ赤になっちゃうんですよ」と言いました。

 

両手を開いてバランスを取った状態で回り続けるので、遠心力で腕の血液が指先に行っちゃって、手が真っ赤になる…確かにスピンしている映像では手首から先が赤くなっているのが確認できました。

 

「そういうことってあるの?」と高橋さんが聞くと「あるあるです!」との答えが。「あるあるなん…?絶対よそで言ってもウケへんで!」との突っ込みが。

 

織田さんは「スピンで手が赤くなったことないので…もしかしたら(自分は)まだまだ練習がたりてないのかもしれない…」と笑いを誘いました。

 

 

直伝!基本の乗り方

 

みかちんさんがさっと基本の乗り方をみせてくれましたが、高橋さんから見れば「その乗り方が既に難しい…!」というレベルのものです。

 

「みかちんとかは、普通に歩くより一輪車の方が速いの?」

「楽です」

「収録終わったら渋谷の街を…」

織田さんが「アップダウンありますからね!」と言いますが、基本、一輪車は公道は走れません

「これって、コツみたいなのあるんですか?」

 

みかちんさんがさっと乗って説明するには、頭のてっぺんから、タイヤの接地している部分までが一本の線が通っているイメージで乗ることが大切なのだそうです。

 

姿勢がすっと伸びてきれいなみかちんさんたち。ここで、高橋さんが実際に一輪車に乗ってみることになりました。

 

初心者用につかまるポールを立てて、踏み台も用意してのチャレンジです。一輪車を前にしてドキドキの高橋さん。

 

「いきなり乗れる人っているの?」

「いや…なかなか…」

「天才っていう可能性、ない?」

 

しかし、乗り移るところからフラフラです。

 

右足のペダルを一番下にしてサドルをまたいで…体をまっすぐにして、と必死ですが、揺れまくっていてポールからもサポートしているみかちんさんの手も離すことができません。

 

「これ、俺って才能あるの?!」

「あ り ま す(震える声で)」

 

どうも一輪車は相当に難しい競技のようです。

 

 

 

基本技1:スピン

 

くみかさんが見せてくれたスピンは、両腕がすっと左右に広がり、体幹の軸がぶれずにスカートが翻る美しいものでした。

 

「めっちゃ涼しい!」「風が来る!」と織田さんも驚いていましたが、それほどの風圧が発生するんですね。

 

「目ぇ回らへん?」

「最初だけ、ちょっとだけ回ります。でもその後は大丈夫」

 

というわけで、次は4人のコンビネーションでスピンを見せてくれました。どうやって練習するんですか?と織田さん。「フィギュアだと大きいところから小さく回るんですけど」

 

一輪車のスピンはフィギュアととても似ていて、同様に大きく回って小さいスピンに収束しているのです。

 

前に一人、後ろに三人というかたちでくるくる回ると、さらにその風圧は増して「涼しい~」と声が上がりましたが。

 

一人だけが回転方向が違っていたのです。くみかさんは4月にチームを移籍してきて、前のチームでは左回りミラクルは右回りだったんだそうです。

 

しかし無理することなくコンビネーションに組み込めるのはお互いの気遣いですね。

 

 

 

基本技2:トルネード

 

メンバーのこぎまゆさんが見せてくれるのはジャンプして一回転するトルネードです。思わず感嘆の声がこぼれるその技は、飛ぶ瞬間に何とも言えない音がします。

 

「フィギュアスケートのアクセルジャンプに凄く似てる!」

 

織田さんの現役時代の映像とともに「前向きで踏み切る最高難度ジャンプ」というテロップが出ました。

 

 

一輪車競技ならでは!の“あるある”

 

普通の一輪車と競技用の何が違うのか?という高橋さんの質問で、競技用はスポークの上のところに足で立つ部分がある、という説明です。

 

実際にやってもらうと、ペダルから足を離し、片足をその部分に載せて、反対側の足でタイヤを調整して進む、という離れ業になっていました。

 

さらに、高橋さんが気づいたのはあやさんの靴が左右非対称だったこと。

 

「演技をすると利き足の靴の裏が(タイヤで擦れて)すり減るので、利き足が反対のひとと靴を交換するんです」

 

たしかにみんなの靴の裏はこすれて穴が開きそうなものもありました。「みかちん、それもう買い替え!だれか交換してあげて!」

 

さらに一輪車の競技の必需品がヘアワックスでした。どこにでもある市販品のヘアワックスですが、これは意外な使い方をされていました。

 

なんと、ひざの内側に薄く塗ってさらにサドルの滑り止めにするのです。「このべたべた感がいい具合に滑り止めになってフィットするんです」これは全国共通のあるあるなのだそうです。

 

いろいろなメーカーや製品がありますが、これ!というピンクのケースに入ったワックスがもっとも適しているという研究の結果のチョイスでした。

 

世界チャンピオン密着!

 

ミラクルに所属する二人の世界チャンピオン、あやさんとあさひさんのお二人に密着しました!

ソロ演技世界女王・あやさん

 

全国大会2014年・2015年ペア優勝

全国大会2015年~2018年ソロ優勝

世界大会2018年ソロ優勝

 

…と素晴らしい成績を残しているあやさん。6歳から始めた一輪車にハマり続けて現在大学3年生

 

その演技の特徴は「他の人がやっていない技を自分は出していきたいなと思っています。バック系の技は点数も高いし…」

 

一輪車でバックしながらの技は採点種目であるこの競技では高得点が望めるのです。その演技中は真剣そのものの表情です。

 

クラブでの8時間にも及ぶ練習のあと、公園に立ち寄ったあやさんは振り付けの自主練を始めました。時間は夜の9時半です。

 

苦手な振り付けを練習する練習の鬼、あやさんのプライベートルームは小さなワンルームマンション。静岡から上京して一人暮らしだというその部屋は女の子らしく可愛らしいものでいっぱいです。

 

クロゼットにはジャニーズの伊野尾慧くんのハンガーがかかっていたり、ロフトには大きなぬいぐるみが鎮座しています。

 

演技の時からは想像もできないリラックスした表情ですが、一日中考えているのは一輪車のことばかり

 

「自分は表現力とか、振りのキレイさが足りていないので、もっともっとうまくなりたいし、上に行きたいので…」

 

そんなふうに、青春をかけているあやさんの戦いは終わらないのです。

 

あやさんの練習量を見て、織田さんは「僕、三時間くらいだったんですよ…現役の時」苦笑い

 

「8時間やったあと、公園やで?」

「いや無理!すぐ家に帰る!」

 

そんな織田さんですが、やはりアスリートとしてはいろいろ気になるようですね。

 

「大会の審査は一つ一つの技に点数がつくの?」

「一つひとつの技に点数がついて、表現力や演技構成にも点数がつきます」

「フィギュアと一緒だ!」

 

また、そのおそろいの衣装は、お母さんたちが作ってくれるのだそうです。苦手な人には裁縫が得意な人が教えて、みんなで協力してそろえるのだとか。愛情のこもった衣装なんですね。

 

ここで、あやさんの世界女王の演技を披露してもらいました。

スタンディングピルエット

バックY字

トルネード

ブレないスピン

美しさは流石の貫禄です。

 

「一個一個の動きが凄くキレイ!迫力あるし、技術の凄さっていうのも…こんなとこ乗って回んの!?って驚きました!」という高橋さん。

 

織田さんは「フィギュアでもそうなんだけど、スピード感が凄くあって、その中であれだけの動きをしてるから、大変なんだろうなって思いました」

 

緊張したけど、凄く楽しく演技できました、というあやさん。笑顔がキラキラでした。

 

 

 

二刀流・あさひさん!一輪車界の大谷翔平

 

トラックレースの世界チャンピオンのあさひさん(大学二年生)は、実はペア演技でもチャンピオンというダブル王者なのです。

 

現在、世界大会4連覇中というスピードクイーン!さらに、妹のななみさんと組んでのペア世界大会でも優勝という実力派です。

 

演技とレースの世界一を極めた日本人はあさひさんただ一人です!今はななみさんと二人暮らしをしているというあさひさん。

 

将来は体育の先生になりたいという彼女は食事や運動に関して意識高めなのは当然ですが、演技に欠かせないのはイメージトレーニングだといいます。

 

フィギュアスケートの振りがよく似ているので、よく見て研究して攻勢に取り入れたりすることが多いそうですが。

 

あさひさんのお気に入りは宇野昌磨選手。

 

「スケートリンク上に立つと、凄く振りを大きくやっていて自分の身体を大きく見せる方法を知っているっていうか、表現力が凄くて、引き付ける何かがある」とのこと。

 

うってかわって、レース種目の練習日には全く違った様相をみせます。毎週一回、河川敷で二時間ほどコースを走り込みます。

 

あさひさんは、現在三種目の世界記録保持者でもあります。

 

100m 13.257秒

400m 57.625秒

マラソン 1時間47分18秒

 

公式種目としての「片足走行」も世界一位の記録を持っています。

 

「一番前を一回走っちゃうと、二番とか三番とかでは走りたくない___いやぁ、それはもう、気持ちいいんですよ!」

 

フィギュアスケートとの共通点を理解して取り入れていることを喜んでいる織田さんですが、高橋さんは「あそこは宇野君じゃなくて織田君を見ていて欲しかったですね!」といじります。

 

「(あさひさんは)スピードスケートとフィギュアスケートを両方同時にやっているのと同じことですよね。スケートでは絶対にありえないんです」

 

「超人やん!小平選手がトリプルアクセル決めてるみたいなもん!」その例え、とても分かりやすいですね、高橋さん。

 

スタジオではその世界チャンプの走りを実際に見てみようということになりました。

 

余りの速さとその制御能力にびっくり!時速は27キロメートル。

 

演技ではすっと伸びていた背筋が、トラックレースでは思いっきり前傾姿勢になっていました。その方が速く走れるので、というあさひさん。

 

やってることが別の競技みたい、という彼女はその両方で世界トップレベルと言うすさまじい能力を持っているんですね。

 

一輪車も演技とレースでは形状が違っていて、レース用は24インチ演技用は20インチと小さめです。ペダルを取り付けるクランクの長さもレースの方が長めにできています。重量はレースの方が全然軽いのだそうです。

 

「演技は採点競技なので人の見方で点数がかわりますが、レースは記録で結果が分かること。一番で走った時には凄く楽しい」

 

あさひさんはにっこり笑ってその魅力を語ってくれました。

 

 

圧巻!団体演技

 

 

ミラクルは全国大会優勝・世界大会準優勝という実力のチームです。グループ演技の見どころは、次々変わるフォーメーションの構成とその展開ですね。そんな日本一の華麗な演技です。

 

10名のメンバーが前進・後進で交錯したり、一斉にタイミングを揃えてジャンプしたり、常に場所は変わり続けているのですが、息がぴったり合っているので安心して見ていられます。

 

ひらひら舞うサーキュラースカートと、着物を模した長い袖が翻り、スピンなどをしているときにはまるで花が咲いたようです。全員で手をつなぎ、組んだフォーメーション美しいこと!

 

「一つひとつの技ももちろん素晴らしいんだけれど、あのスピードで本当にみんなぶつからずにあれだけ動けるって言うのは、やっぱり練習のたまものなんだと思いました」と織田さん。

 

愛莉ちゃんも目をウルウルさせながら「全員そろった時の迫力としなやかさが凄い!それから、動いたときの衣装が凄くキレイで!」

 

高橋さんが「今のところで、一番難しいのはどこですか?」と聞くと「みんなで手をつなぎながら、その下をくぐるところが難しい」とのこと。

 

織田さんが「あさひさんに注目して見ていたんですが、演技の時と、トラックの時の違いが凄すぎる」と言ってその表情の違いを実演してくれました。

 

 

そんな織田さん、沼ハマ公式HPでは実に20年ぶりに一輪車にトライする様子がでていますよ。お楽しみくださいね。

 

 

 

川崎渡田一輪車クラブ 公式HP

https://wataridauc.wixsite.com/website/blank-1