2018年10月から放送されている朝の連続ドラマ小説「まんぷく」、みなさんチェックしていますか!?
「まんぷく」で主演を務めることとなった安藤サクラさんは、朝ドラ史上初となるママさんヒロインとして注目されています。
キャリアが長い女優さんでもあり、安心して演技を見ることができますよね!
今回注目するのは、「まんぷく」の元ネタについてです。
どうやら「まんぷく」は実話のようで…、また今回はモデルとなった安藤百福さんについても注目していきます。
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まんぷくの元ネタは実話だった?
朝の連続ドラマ小説99作品目となる「まんぷく」
今や私たちの生活に欠かせないものとなった"インスタントラーメン"を生み出した夫婦の知られざる物語となっています。
何度も失敗を繰り返す二人、だけどなんども立ち上がりとうとう世紀の大発見をする!!
「まんぷく」は、人生大逆転の成功物語です。
インスタントラーメン開発者の話である「まんぷく」こちらの元ネタは実話です。
インスタントラーメンの開発者となった日清食品の創業者である安藤百福(あんどうももふく)さんと仁子(まさこ)さん夫婦をモデルにして「まんぷく」は作られました。
なんでも2018年はインスタントラーメンの元祖であり、日清食品の創業商品であるチキンラーメンを発明してから60周年という記念イヤーとなります。
記念すべき年に、朝ドラにてドラマ化となったわけです。
ちなみに、安藤百福さんをモデルにした立花万平を演じるのが長谷川博己さんで、仁子さんをモデルとした立花福子を演じるのが、主演の安藤サクラさんとなっています。
夫を支える妻目線のストーリーが「まんぷく」です。
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実在したモデルの安藤百福の経歴は?
ではここでは、実在したモデルの安藤百福さんの経歴をチェックしていきましょう。安藤百福さんは、1910年(明治43年)に台湾の嘉義というところで誕生しました。
幼い頃に両親を亡くし、それからは祖父母宅で生活するようになります。祖父母宅は呉服屋を営む商売のお店で、厳しくしつけられたのだそうです。
そして22歳の時、亡くなった父親の遺産をともに台北で繊維会社「東洋莫大小」という会社を設立します。
そして次に日本・大阪で日東商会を設立し、実業家として大成功を収めます。
そんな中、日本では戦争が起きてしまいます。
しかし戦争の最中でも百福さんは幻灯機を製造したり、疎開先となった兵庫県では炭焼き事業をしたりと勢力的に多くの事業を手掛けます。
多くの事業の中に軍用機用発動機の下請けがあるのですが、ここである事件が起こることに…。
それは「まんぷく」でもあった下請け工場の経営において、国から支給される資材を横流ししたと濡れ衣を着せられ憲兵から拷問を受け留置場に放り込まれるという事件です。
45日間の拘留、そして暴行を受けてしまいます。
ドラマのあのシーンは、実話を再現したことになります。
なんとか釈放はされものの、暴行されたことにより腹部の持病に悩まされることとなります。
妻となる仁子と出会ったのも戦争の真っただ中でした。
戦争中に出会いそして結婚、戦争後に夫婦で一から再出発となったのです。
終戦を迎えた日本で百福さんは、大坂の闇市や飢えに苦しんでいる人たちを見て職の大切さ、そして衣食住といっても食がないとなにも始まらないということを考えるようになります。
世のため人のためになるような仕事をしたいと思うようになった百福さんは、塩づくりや漁業を開始します。
さらに名古屋には若者たちが食べ物と教育環境を与えるために学校を設立するなど勢力的に活動を続けていきます。
1948年(昭和23年)に後の日清食品となる中交総社を立ち上げ、順調に…とはいきませんでした。
なんと脱税容疑により逮捕されてしまうこととなったのです。
この逮捕は、他の事業者への見せしめの意味が強かったといいます。
裁判では言い訳を聞いてもらえず、財産・不動産のすべてを没収され巣鴨の拘置所に入れられてしまうことに。
結果釈放はされたのですが、すべてを失い一からの再出発となりました。
そしてその後復活し後の日清食品となるサンシー殖産にて食に関する事業を行い花咲くようになります。このとき、48歳。
ロングセラー商品であるチキンラーメンを完成させ”インスタントラーメンの父”と言われるまでに成長。日本を代表する経営者として名を残すようになったのです。
そんな百福さんを支えたのが仁子さんだったのです。
仁子さんの支えがなければ、百福さんは日本を代表する経営者にはなれなかったのではないでしょうか。
百福さんの経歴を紹介していきましたが、なんだか「まんぷく」のネタバレみたいになってしまいました。
ドラマでどのように描かれるのかに今後注目していきましょう。
参照:Life News・NewsWilder・ロケTV