中国武漢市にて確認され、世界中に広まってしまった新型コロナウイルス。
正直最初は客観視していた日本人でしたが、今では日本にも多くの感染者が出ており中には死者も…。
日本では感染拡大を防ぐため、3月2日(月)より小中校のほとんどが休校となる異例の事態となりました。
そんな中、マスクに続きトイレットペーパーがなくなるという噂がSNSを中心に拡散されています。しかしこれらはすべでデマであることが分かりました。
一体なぜこのようなデマが広まってしまったのでしょうか。私は熊本県在住なのですが、なんとこのデマ騒動の発端は熊本であると言うじゃないですか!
そこで今回は、なぜこのようなデマが広まってしまったのかについて調査していきたいと思います。
トイレットペーパーがない?品薄になっている?
2020年2月下旬のこと。
ママ友たちとのグループLINEにて、コスモス(九州にて展開されているドラックストア)に行ったらトイレットペーパーの棚が空だったという内容のメッセージが入ってきました。
その時点でそんなわけないと思い、気にしていなかった私。しかし次の日買い物へ行くと、いつもトイレットペーパーが置いてある棚のところが空っぽだったのです。
おはようございます✨
昨日終わってコスモス行ったらトイレットペーパーやティッシュに生理用品までもが品薄に💦ご家族1個限りだって😭誰かが流したデマで。゜(´∩ω∩`)゜。 pic.twitter.com/C97WUQFASp— yukki (@yukki15160030) February 28, 2020
おはようございます✨
昨日終わってコスモス行ったらトイレットペーパーやティッシュに生理用品までもが品薄に💦ご家族1個限りだって😭誰かが流したデマで。゜(´∩ω∩`)゜。 pic.twitter.com/C97WUQFASp— yukki (@yukki15160030) February 28, 2020
本当にどこもこんな感じで、トイレットペーパーやティッシュペーパー、キッチンペーパーや生理用品が普段たくさん置かれている棚が空っぽになっていました。
デマにより多くのドラックストア、スーパーなどでトイレットペーパー等を買い占める人が続出。その結果、品薄状態になっていたのです。
マスクを付けているとずり落ちてくる?下がってくる原因や対処法は?
本当にトイレットペーパーの流通は途絶えるの?
新型コロナウイルスの影響で、現在全国各地でマスクが品切れになっています。
広告等に「マスクが入荷します」と出れば、開店前から長蛇の列ができるほど、今多くの人がマスクが販売されるのを待っている状況です。
現在、マスクの流出が途絶えている理由。それは、マスクを製造している工場のほとんどが中国であるからです。
(なんと全体の8割にもなるんだとか)
新型コロナウイルスは中国で多くの感染者を出しており、従業員不足の状態に。であるにも関わらずマスクの需要は高まっている…。生産が追い付いていないため流通が途絶えていると言います。
また中国産のマスクは中国優先であるため流通が遅れているとの情報も…。
こうしたマスクの流通が途絶えている現状を見て、「トイレットペーパーの流通もストップするのではないか」と心配した人がデマとSNSに投稿し拡散していったというわけです。
では、本当にトイレットペーパーの流通は途絶えてしまうのでしょうか。おそらくニュースを見ている人であれば知っていると思います。
トイレットペーパーやティッシュペーパー、生理用品などは日本国内で製造・販売が行われています。そのため、マスクのように流通が途絶えてしまう心配はありません。
いいやんいいやん。
コスモスいいやん!!#コスモス#トイレットペーパー#デマ pic.twitter.com/4BhcaO2AUS
— りな( •́ .̫ •̀ ) (@r_i_n_a0622) March 2, 2020
ドラックストアなどでこのような貼り紙が貼られていたそうです。
現時点で空になっている店舗もありますが、それは買い占め目的の人たちが購入していくことで一時的にお店の在庫(出せる分)が切れているだけできちんと流通していますので安心して下さい。
遅くても来週には通常通りに必要な人が必要な分だけ購入することができるのではないかと思います。
デマ情報(フェイクニュース)がSNSで広がった理由の発端は?
マスクのようにトイレットペーパーの流通が途絶えるかもしれない。そんなデマの拡散が大きかったのは熊本県だったそうです。(もうね、熊本県民としてはびっくりしました)
一体なぜ熊本県内でこのようなデマが拡散してしまったのか。その理由を調査してみたところ、納得の理由がありました。
「熊本地震で物資がない苦労を味わった経験から、他県の人たちより不安に駆られやすいのではないか」
確かに私たち熊本県民は2016年に発生した熊本地震で物資のない状態を体験しました。当時はほんとに大変で、お店が開いてないので買えない。お金を持っていても買えない。
物資が届いたという情報を入手すれば貰いに行って長時間並んで…。まだ下の子が乳飲み子であったため、小さい子を連れて長時間並ぶのは本当に大変だった。
物資のない当時のような辛い思いをしたくないそういった思いが今回の拡散に繋がったのかもしれません。
新型コロナウイルスはまだまだ感染ペースが落ちず国民は不安な日々を過ごしています。一日でも早く、安心して生活できるようになってほしいですね。