全世界で猛威を振るっている新型コロナウイルス。その影響で1都6県で緊急事態宣言が発令されるなど、様々なところで多大な影響が出ています。
しかしそれでも感染拡大に歯止めがかからず、日々更新される感染者数に不安を覚える生活を強いられています。
感染拡大防止に有効とされているのがマスクですが、そのマスクは品薄状態が長く続き、手元にないという方も多くいらっしゃると思います。
そこで政府が打ち出したのが全世帯に布マスク2枚を送るという政策ですが、こちらも賛否両論が巻き起こっています。
そんなご時世で注目されているのが、手作りマスクです。ということで今回は手作りマスクの効果やメリット・デメリットについてまとめました。
マスクが品薄で手作り布マスクを利用する方も多いのでは
マスクが品薄になって久しく、手作りの布マスクを使用している方も街で見かけることが多くなりました。
比較的簡単に作れるということもあり、ネットでは作り方を詳しく解説した動画や、型紙などを公開しているサイトなどもあります。
また手作りではなく、企業が作成した独自の布マスクなどもあり、不織布が主だったマスクも、今は布製マスクを使用している方も多くなりました。
ではその布製マスクは、感染拡大の予防の観点から考えるとどうなのか、調べてみました。
手作り布マスクの予防効果や有効性は?
マスクにはいくつか種類があり、「N95マスク」などは医療現場でも使用されています。そして一般に流通している所謂マスクは、不織布を材料としたものです。
それと全世帯に配布される布マスクです。
新型コロナウイルスの大きさは、専門家によると「0.1μm(マイクロメートル)」とのことです。1㎜の10000分の1の大きさです。
そして一般に流通している不織布のマスクの目の大きさは、「0.5μm」です。
つまり不織布のマスクでも、新型コロナウイルスを完全に防ぐことはできないのです。
したがって不織布よりもさらに目の粗い布マスクでは、感染予防には大きな期待ができないということになります。
これは専門家も警鐘をならしており、予防効果は低いと判断しています。
しかしこれは、予防の観点ではなく、心理的には効果があるとされています。
全くマスクをしていない状態よりかは、少なからず効果があり、また周りにいる人たちにも一定の安心感を与えることができます。
またこのように一般市民に再利用可能なマスクを配布することによって医療現場にマスクを充足させる役割もあります。
これらと同様に、手作り布マスクにも一定の効果はあります。もちろん予防効果は低いものの、自分から発せられる飛沫などを、最小限の範囲に留めることが出来ます。
感染予防にはなりませんが、感染拡大には効果があると言えるでしょう。
布マスクのメリット・デメリットなど
では布マスクのメリットやデメリットは何でしょうか。
メリット
布マスクのは、何と言っても再利用可能なことです。
不織布マスクは使い捨てが基本ですが、布製マスクは正しく洗うことにより、再利用が可能になります。これは手作り布マスクにも同じことが言えます。
詳しい洗い方は経済産業業の公式YouTubeで公開されているので参考にしてみてください。
そしてもう一つ、口元に加湿にも効果があるとされています。
ウイルスは一般的に湿度に弱いとされているので、口元を加湿することにより、ウイルスの動きをいくらか弱められるとされています。
デメリット
やはり感染予防には効果が低いということでしょう。
しかしこれは不織布マスクにも言えることなので、一概に布マスクのデメリットとは言えないかもしれません。
そしてもう一つは単純に、洗うのが面倒くさいということです。これは我慢しましょう。
ということで今回は、手作り布マスクの予防効果やメリットなどについてまとめました。
結論から言うと、手作り布マスクでもやらないよりはやったほうがよい、と言う感じでしょうか。
あくまで素人の見解なので、皆さんもしっかり調べて情報の取捨選択をして、正しい知識を身につけて、感染拡大の予防を行って欲しいと思います。
そして最も重要なのは、人との接触を出来うる限り減らすことです。皆さんも可能な限り、外出の自粛に協力しましょう。
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